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掻き乱される心 ページ18
・abe eyes
それから、俺はまた目黒を避けるようになった。
必要以上に接近しない。
必要最低限のことしか喋らない。
でも、今度は目的が違っている。
自分で自分を守るため。
これ以上、誰かに自分の感情を掻き乱されるのはごめんだ。
俺は一人でいたいんだよ。
そんな時、目黒が話しかけてきた。
避けきれなかった。
mm「阿部くん」
ab「……な、に」
なるべく、顔を見ないようにして言った。
目黒は溜息を一つつくと
mm「何でそんなふうに 俺を避けるんですか？」
ab「……目黒こそ、どうして俺にそんなに固執するの」
mm「_____好きだから。
逆に、それ以上の理由ってありますか。」
どうして掻き乱すの？
どうして波風立てるんだよ。
俺はメンバーとしていられるように頑張っているじゃん。
どうしてそんな軽々しくスキとか言うんだよ。
そんなの、絶対嘘なのに。
ab「嘘だ。
俺は信じない」
mm「どうしたら…信じてくれるんですか？」
目黒にしては強い言い方だった。
そんな声を出しても怖くない。
俺は、冷血で
誰にも心なんか開かないんだから。
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作者名：Rinna | 作成日時：2020年11月14日 0時
