音駒マネはスナリンの姉

〇31話 え、謝られた ページ31

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梟谷学園食堂


いつ見ても広いな、この食堂！

倫くんとトサパニと赤葦は自分の学校のとこに行っていいよって言ったけど結構渋々って感じだった。
本当にもう大丈夫なのにな。侑くんにも結構悪いことしたなって思ってる。

早速マネ達が固まっている席に行き声を掛けた。

「雪絵〜、みんな〜！！マジでごめんっ、作るの大変だったよね。ほんとごめん！皿洗いは皆の100倍やるからね！！」
ほんとに頑張ろ、まじで


雀「あ！Aだ！！大丈夫なの？めっちゃ心配したんだからー、もー！」
あ、かおりがプクってしてる、可愛いな。

潔子と、仁花ちゃん？だっけな、後から烏野も合流したみたいだね。

潔「A、保健室行ったって聞いた！本当に大丈夫？心配だよ」
あ、優しい、女神だな

雪「お皿洗いも100倍なんてやっちゃダメだよ〜、皆で頑張ろ？」

「うぅー、みんなが優しすぎて涙が出そうなんだけど。ていうかそろそろカレー食べるわ。よそってくれてありがとう！本当に感謝しかないよ」

潔「カレーよそったのは仁花ちゃんなんだよ〜」

「仁花ちゃん！！ありがとう〜！めちゃ嬉しいよー！！」

谷「い、いえ！！私はと、当然のことをしただけなのでっ、！！」

雀「ふふっ！固まってるの可愛い！！」

そんな風に会話をしながら美味しくカレーを食べていると、何やら例の双子が私の方に近づいて来るのが見えた。さっきの事だろうか？別にいいんだけどな

治「Aさん、ちょっとええですか？こいつが、どうしてもAさんに謝りたいけど、怖くて行けないってウジウジしてるんで引きずり出してきました。おら、ツム、さっさと謝れや、うじうじキショいわ」
おぉ、銀髪の子はなかなかしっかりしてそうな感じ。

侑「うっさいわくそサム！！言われなくてもちゃんと謝るわ、ボケ」

なんか、よく兄弟喧嘩するって倫くん言ってたよなあ。多分こういう些細なことだと思うんだけどね。
すると、金髪くんは腰90度に曲げて私に謝った。

侑「Aさん、すみませんでしたっ！！あの名前で呼ばれるのが嫌いだって俺知らんくて、、、でも俺本当にAさんに憧れてるんです。今日の連取終わりの後の自主練、トスのコツ教えてもらいたいです。許して下さいとは言いません、Aさんにセッターとしての技術を教わりたいです！！お願いします」

…………んえ？ここまで謝られるのは想定外だ。きっと北さんに絞られたのかな？…多分そうだな。

「うーんと、私怒ってないよ？それと君名前なんて言うの？」


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