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第56話 ページ6

記憶や声は聞こえないが


脈打っているソウル


特に何にも変わらないがと目を開けると


ちびっ子の隣に誰か立っていた


じっと真っ直ぐこちらを見据えている


目が合って彼女は泣きそうな顔をする


「サンズ、見える?」


「ああ。お前さんの隣に」


彼女は気まずそうに目を伏せたあと


何かを決心して口を開いた


けれど言葉が出てこず、結局閉じてしまった


「あー、1回家に入らないか?ここだと
周りの目もあるしな。うまく話せないだろ?」


「うん、それでいいよね?」


ちびっ子は隣にいる彼女に話しかける


彼女は無言のまま頷いて先頭を歩いていく


黒いソウルをちびっ子に返す


「……なあ、アイツは怒ってるのか?」


「違うよ。サンズ、ちゃんと話そう
お互いこのままじゃ入れ違ったままだ」


入れ違ったまま?


……オイラは別にそんなこと


いや、周りから見ると違うのかもしれない


周りといっても認識できるのは


博士とこのちびっ子ぐらいだがな





ソファに座りお互い気まずいまま


ちびっ子はパピルスたちが


入ってこないよう、見張りに行った


「……あー久しぶりだな。A」


ピクリと体が反応を示す


目を見張ってこちらを見つめる


*……私の事、覚えてたの?


てっきり覚えていないものだと


彼女はまた顔を俯かせる


「オイラもよくわからないんだ。けど覚えてるよ
アンタがオイラを助けてくれたことも
ま、クソガキの顔は覚えてはいないけどな」


"そう"と言ってまた沈黙が訪れた


Aは落ち着かないのか


膝を抱えてソファに座る


……キャラの時も思ったが


不安になると膝を抱えるのが癖なのか?


「……あー、コアにいる知り合いが記憶を
見せてくれた。お前さんとそいつの会話の記録だ」


Aはビックリしたように顔を上げ


しばらくして顔を歪める


「ハハッ、そういう奴なんだよ」


*趣味が悪い。けど、サンズはもう知ってるんだね
私のことも、キャラのことも


膝を抱えるのやめて、ソファに普通に座る


どうやら話す気になったらしい


キャラ、それはAの分身のような存在


彼女が作り出したソウルに自我が芽生え


初めて落ちてきたニンゲンの名前を名乗っている


王様たちが大切にしていた


ニンゲンのことだったのか、キャラって名前は


そしていまキャラは彼女の体を奪い


この世界で生きている


*私はキャラを止めなくちゃいけない
あの子のやり方じゃ、あの子たちを救えない

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まな★★(プロフ) - 夢さん» ありがとうございます!ヾ(●´∇`●)ノこれからも頑張ります!! (11月14日 19時) (レス) id: 7dea6cedb8 (このIDを非表示/違反報告)
- 最高ですね!頑張ってください、応援します! (11月14日 16時) (レス) id: bb9414ec4a (このIDを非表示/違反報告)
まな★★(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございます! (11月5日 8時) (レス) id: 7dea6cedb8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 続編おめでとうございます!応援してます(^^) (11月5日 6時) (レス) id: 74d9f2f81e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まなさん★★ | 作成日時:2020年11月2日 21時

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