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第72話 ページ22

キャラが僕の名前を叫ぶ


そうだ!僕らは手を伸ばして名前を呼んだ


「「「アズリエル!!」」」


目の前に【GIVE】の文字が浮び上がる


僕とキャラはそれに手を伸ばした


彼にこの思いが届くよう祈りながら


「おまえたち、おれに、なにをした?」


やめろ、おれはひとりでいいと彼は僕らの手を拒む


けれど必死に僕らは手を伸ばし続けた


彼に歩み寄り続けた


彼は僕らをここに引き止める理由を話し始める


親友であるキャラが特別だからだと


自分のことをわかってくれるのはキャラだけなのだと


一緒に遊んで楽しいのは彼女だけなのだと


キャラは思わず泣きそうになるのを堪えながら


必死にアズリエルに手を伸ばし続ける


それは僕も一緒だった


理由はそれだけじゃない、と続ける


他の誰よりもキャラが大切だから


これで終わるのが嫌だから


彼女が行ってしまうのが嫌だから


*大丈夫。どこにもいかないよ


黒いソウルから声が聞こえる


僕とキャラはそれを口にした


それでも、大事な人とさよならをするのは嫌だ、と


彼に僕らの言葉が届いてない


もっとだ、もっと、近づかなければ


「だから、お願い……抵抗するのはもうやめて…
ボクに勝たせてよ!!」


攻撃が降り注ぐ


ボロボロになりながらも


僕とキャラは手を繋いで立ち向かう


終わらせない、ここで終わらせない


まだ君を【SAVE】(救えて)ない


00.00000000001になろうとも


僕らは立ち続ける、君に勝つまで


目の前が光で包まれると


そこに立っていたのは元の姿のアズリエルだった


「ごめんなさい」


涙を拭くアズリエルにキャラは突進していく


突然のことにアズリエルは戸惑う


と、その時、彼の中からひとつの魂だけが零れ落ちた


黒いソウルと共鳴し、一つになる


それによりAが実体を取り戻した


「お前の泣き虫は昔から変わらないな、アズ」


「く、苦しいよ、キャラ……」


目の前で起きてることを見て


Aは思わず呆然としていたが


クスッと笑いを零した


「はいはい、再会出来て嬉しいのはわかるけど
落ち着いて」


キャラとアズリエルの頭を撫でる


キャラは照れくさそうに目を背けるが


アズリエルはとても悲しそうだった


「ボクは君たちを、沢山の人を傷つけた
許されることじゃない」


「……そうだな。お前は最低のクズ野郎だな」


キャラの毒舌で更なるダメージが加わる


けど、と彼女は言葉を繋げた


「私もみんなを傷つけた」

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まな★★(プロフ) - 夢さん» ありがとうございます!ヾ(●´∇`●)ノこれからも頑張ります!! (11月14日 19時) (レス) id: 7dea6cedb8 (このIDを非表示/違反報告)
- 最高ですね!頑張ってください、応援します! (11月14日 16時) (レス) id: bb9414ec4a (このIDを非表示/違反報告)
まな★★(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございます! (11月5日 8時) (レス) id: 7dea6cedb8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 続編おめでとうございます!応援してます(^^) (11月5日 6時) (レス) id: 74d9f2f81e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まなさん★★ | 作成日時:2020年11月2日 21時

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