第17話 ページ17
「はーい！それじゃあ、始めー！」
戸惑いつつも、僕とキャラは
迷路の方へと足を向けた
すると、パピルスが間違えて
壁に触れてしまったみたいだ
「ちょっと！兄ちゃん！何やらかしたの！？」
「そのオーブ、ニンゲンが持たないと
意味ないんじゃないの？」
「ああ、そっか！」
ようやく気付いたみたいだ
僕らは彼がオーブを届けてくれるのを
待つことにしたのだが
迷路に足跡が着いて、ゴールがわかってしまった
僕らにオーブを渡し、そのまま迷路通りに
戻って行くパピルスは改めてスタートの合図を出した
"いいのかな？"と内心、心配したが
もう、行くしかないと僕らは決意をした
彼の足跡を辿り、ゴールへと辿り着く
「すごい！おのれ！ちょこざいな！
こんなにあっさりクリアするとは！」
キャラはもう笑いを堪えるのに必死だ
パピルスは次もまたパズルを仕掛けると宣言し
先に行ってしまった
サンズはまだ彼を追いかける、素振りは見せない
こちらがちゃんと進むか
まるで確かめているようにも感じる
何も話しかけないのは失礼かなと思い
とりあえず、彼の話を聞くことにした
彼から述べられたのは感謝の言葉と
パピルスの戦闘用ボディスーツについてだ
確かに彼にはよく似合っていた
「ほんと、パピルスってイケてるよな？」
どうやら彼はとても弟思いお兄ちゃんみたいだ
それは僕だけじゃなくて、キャラも感じたことらしく
微笑ましそうに彼のことを見ていた
キャラはサンズに今までのことの
お礼を述べると、微笑んでみせた
その微笑みからはサンズへの想いが感じ取れる
彼女はもしかして彼のことを？
けれど、それは僕が口を出すべきことではない
この先でパピルスが待っている、そろそろ行こう
＊
先を急いでいると思わずアイテムを落としてしまった
それに気付いたキャラはそれを拾おうとしたが
手を伸ばしたまま固まる
「ねぇ、これをどこで手に入れたの？」
黒い欠片、僅かに光を放っている
小石ぐらいの大きさだろうか
珍しかったので拾っておいたのだ
「遺跡の出口の近くで見つけたんだ」
「……そう。余程気に入ったのね」
キャラは躊躇しながらも
その黒い欠片を拾い、こちらへ軽く投げる
僕は慌ててキャッチした
「……同じようなものを見つけても
もう拾わない事。これはソウルの欠片だ」
僕は驚いて黒い欠片を見つめる
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あゆさ(プロフ) - アルドールさん» わあ！とても嬉しいです！結構な量があるので一気読みしてくださって本当に嬉しいです！よかったら完結まで見届けてください！！ (2021年4月5日 21時) (
レス) id: 0c9cd9af7d (このIDを非表示/違反報告)
アルドール(プロフ) - 初めまして!Undertale経由でこの作品を見ました!とても凝っていて、一気に読んでしまうぐらい凄く楽しく読ませてもらいました!!これからも更新頑張ってください!!(*´ `*) (2021年4月5日 20時) (レス) id: f19fae88e7 (このIDを非表示/違反報告)
まな★★(プロフ) - ゆうさん» コメントありがとうございます！毎回楽しみにして頂いてるようで嬉しいです！ (2020年10月19日 23時) (レス) id: 7dea6cedb8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 今日も面白かったです！(^_^)/フリキャが一緒にいるのがめっちゃ好き…キャラはちょっと違うけど、この設定もほんとに好きです！(*^^) (2020年10月19日 22時) (レス) id: 74d9f2f81e (このIDを非表示/違反報告)
まな★★(プロフ) - ゆうさん» マイブームになってしまいまして(´>∀<｀)ゝ))ｴﾍﾍ他の作品がかけてない状態ですね()書き溜めてるので毎日更新出来てます (2020年10月13日 22時) (レス) id: 7dea6cedb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あゆさ | 作成日時：2020年9月18日 21時
