第16話 ページ16
オイラもチラリと
ニンゲンの方を向く
それを何度もやっているうちに
グルグルと回ってしまった
そんなオイラたちの姿を見て
ニンゲンとキャラは笑いを堪えていた
「兄ちゃん!あ、あ、あ、あ…!あれって!
なんかすっごく見覚えあるよ!」
「んー確かに…見覚えがあるな
だって、ただのいわだから」
なんだ…とガックリ骨を下ろすが
オイラは続けて岩の前に
立っているニンゲンのことを話した
「ええええ!?」
それがどっちのええええなのか
オイラにはわからないが、驚いているのは本当だ
あ、あれってニンゲン?とオイラに聞く
オイラが答える前にパピルスは
ニンゲンをニンゲンと認定したみたいだ
パピルスは嬉しそうに
ニンゲンを捕まえる宣言をし
先にパズルを用意してに行った
「うまくいったな
心配すんなって悪いようにはしないぜ
オイラに任しとけよ」
心配そうな顔を浮かべながらもニンゲンは頷いた
「キャラはどうするんだ?
ニンゲンと一緒に出口を目指すか?」
「……そう、だね。ご一緒してもいいかな?」
ニンゲンは嬉しそうに笑う
それを見てキャラもほっと胸を撫で下ろす
その様子を見届け、オイラはパピルスの元へ行く
「あ、サンズ!行っちゃった……
まだ、ちゃんとしたお礼も言えてないのに」
僕は彼女の裾を引っ張った
一緒に行こう、と
きっとこの先でサンズやパピルスが待ってる
その時にお礼を言えばいいんだ
「そうだね。彼は先に行ってると
言っていたんだし、行こうか」
手を差し出されて僕はその手をとった
ママと違って氷みたいに冷たいけれど
確かにそこには温もりがあったのだ
*
途中、サンズからパピルスの話を聞いて
ゆきだるまさんに会って、欠片を貰った
なんだか大切な宝物を預かった気がした
決意を抱いた
森を抜けると、パピルスたちが僕らを待っていた
こちらにはまだ気づいていないようだ
「それより、さっきのニンゲン!
オレあいつのこと知ってるっけ?」
「いや、オイラに聞かれても」
目の前で繰り広げられる会話を聞きながら
ついほのぼのとしてしまう
それはキャラも一緒のようで
温かな笑みを浮かべていた
すると、こちらに気付いたパピルスは
僕達にパズルを仕掛けてきた
その名も透明ビリビリ迷路
壁に触れるとオーブが強力な
電撃を発するらしいのだが
そのオーブは彼の手にある
僕とキャラは思わず目を見合った
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あゆさ(プロフ) - アルドールさん» わあ!とても嬉しいです!結構な量があるので一気読みしてくださって本当に嬉しいです!よかったら完結まで見届けてください!! (2021年4月5日 21時) (レス) id: 0c9cd9af7d (このIDを非表示/違反報告)
アルドール(プロフ) - 初めまして!Undertale経由でこの作品を見ました!とても凝っていて、一気に読んでしまうぐらい凄く楽しく読ませてもらいました!!これからも更新頑張ってください!!(*´ `*) (2021年4月5日 20時) (レス) id: f19fae88e7 (このIDを非表示/違反報告)
まな★★(プロフ) - ゆうさん» コメントありがとうございます!毎回楽しみにして頂いてるようで嬉しいです! (2020年10月19日 23時) (レス) id: 7dea6cedb8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 今日も面白かったです!(^_^)/フリキャが一緒にいるのがめっちゃ好き…キャラはちょっと違うけど、この設定もほんとに好きです!(*^^) (2020年10月19日 22時) (レス) id: 74d9f2f81e (このIDを非表示/違反報告)
まな★★(プロフ) - ゆうさん» マイブームになってしまいまして(´>∀<`)ゝ))エヘヘ他の作品がかけてない状態ですね()書き溜めてるので毎日更新出来てます (2020年10月13日 22時) (レス) id: 7dea6cedb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あゆさ | 作成日時:2020年9月18日 21時