第百二十五話 ページ25
今日、学校はない
いつもならのんびりと過ごす日
「おい、ぼーっとするなよ」
『わかってる』
ランサーを誘き出すための作戦
昨日の森の近くには屋敷があるらしい
そこがアーチャーのマスターの居場所
ということはランサーも一緒のはずだ
単独行動するとは思えない
「……アーチャーたちにとっていよいよ大詰めだ
ランサーのマスターも
さすがに戦場に出るしかないだろう」
『ナギくんは二人のマスターを把握してるの？』
ナギくんはアーチャーのマスターから説明を始めた
名前は
有名な魔術師の家らしく
名門の誇りとして根源を求めているらしい
ランサーのマスターは
調べによると間桐和也の幼馴染み
名門ではないものの魔術師家の生まれらしい
しかし才能はないと
『よくここまで調べたね』
「まあ、魔術師なら大体は……未知だったのは
バーサーカーのマスターと君だったけど」
……そうだったのか
尚人くんも……あんな身体で戦っていたのか
ーーーー大丈夫、もう誰も死なせはしない
この戦いの黒幕はシンだ
あいつを倒せば……！
「……君、なにか隠してないか？」
隣に座っていたナギくんは呟く
なんとなく思った疑問なのだろうが
ジキルはその言葉に反応する
質問攻めに遭うかと思ったが
彼らは何も聞いてこなかった
「裏切らないならなんでもいい」
ということらしい
裏切るも何も私はこの戦争を止めたいのだから
そんなことはしない
けどきっと、彼が言ったのは
そういう意味ではないのかも
「じゃあ、あとは強化の魔術を教える
午後は休息をとってやるから
しっかりやってね」
…………マジか、あれ疲れるんだよな
と文句を言いたいが
生き残るためだ、仕方がない
ーーー何故、強化の魔術を教えるのか
前の特訓の時に聞いた
「高難易度な魔術を一般人の君に教えられない」
それはただの嫌味に聞こえるかもしれないが
実際その通りで、私は初心者だ
魔術よりも武術……
目の前で見せた刀の扱い方を見て
強化を教えることにしたらしい
「刀が折れなければ、あとは君の自由だ
ただし、無理はしないこと」
……戦うも逃げるも
私の覚悟次第というわけか
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ゆき - いや当然ですよ！…スィ−ン一！ (2019年5月10日 19時) (
レス) id: cbcf733df5 (このIDを非表示/違反報告)
まな★★(プロフ) - ゆきさん» そういって頂き、感激です！ (2019年5月8日 6時) (レス) id: 7988c73045 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - スマナイ、カミサクヒンダ、スマナイ！ (2019年5月7日 17時) (レス) id: cbcf733df5 (このIDを非表示/違反報告)
まな★★(プロフ) - ゆきさん» うーなんとも言えないです……ネタバレになっちゃうので、すまないw (2019年5月4日 18時) (レス) id: f47f4a70d0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - エ、エリちゃんが… (2019年5月4日 8時) (レス) id: cbcf733df5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まな★★ | 作成日時：2019年4月8日 12時
