第百十九話 ページ19
『うっ、自覚はしてます』
「じゃあ、これ強化してみて
さっきよりでかいから結構疲れるだろうけど」
それから私は特訓に明け暮れた
魔力使いすぎてどっと疲れた
ソファに寝転がっていると
ナギくんが夕食を作ってくれたらしい
『へーナギくん料理出来たんだ？』
「両親がいないから自分たちで
作るしかなかったんだよ
兄さんは料理下手だけど」
テーブルに並べられた料理は
フランス？それともイタリア？
そんな料理が並んでいた
私は簡単なものしか作らないので
なんだか新鮮だった
ーーーーん、美味しい
「明日、アーチャーたちに仕掛けようと思う
でも二体倒すのは無理だ。狙うならランサー
情緒不安定だから隙をつきやすいだろ？」
……それは別にいいが
ランサーが単独で行動するだろうか？
そう考えたが今日のことを思い出す
協力関係とはいえ
アーチャーには何も言わず私を襲いに来た
ナギくんの言う通りなのかも
『でもアーチャーがもし来たら？』
「それはないだろ」
ーーーえ？
呆気に取られて返事が出来なくなる
代わりにハイドが
"なんで、んな事わかるんだよ"と聞く
「アーチャーはいつだって別行動だ
多少は援護するかもしれないが
優先順位はアーチャーが生き残ることだから
無駄な戦いは避けるだろうさ」
『で、でも……』
「兄さんはアーチャーを相手にしてなかった
アーチャーは手が空いてたはずなのに
ランサーの援護をしなかった」
……確かに、そうだ
ランサーの生存を優先するなら必ず助けが入る
……ランサーは必要ない？
「僕と兄さんみたいものさ
アーチャーのマスターはおそらく根源を求めてる
協力関係にしろ、ランサーとアーチャーには
消えてもらわなきゃいけないから」
ランサーは囮というわけか
でも私たちにとってはどちらも敵で、壁だ
だから彼女を囮にするなら
それを利用して私たちで彼女を倒し
アーチャーを倒すための準備を整える
「……君にとっちゃちょっと残酷かな
友達を殺すのは」
………………私は
『仕方ないよ。聖杯戦争を止める為にも』
そう言いつつも目を伏せてしまった
エリカ、いやランサーを倒すのには
ちょっと躊躇いがある
初めて、友達だと思ったのが彼女だったから
少し強引な子だったけど
明るくて素敵な子だなって
思ったのは嘘じゃない
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ゆき - いや当然ですよ！…スィ−ン一！ (2019年5月10日 19時) (
レス) id: cbcf733df5 (このIDを非表示/違反報告)
まな★★(プロフ) - ゆきさん» そういって頂き、感激です！ (2019年5月8日 6時) (レス) id: 7988c73045 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - スマナイ、カミサクヒンダ、スマナイ！ (2019年5月7日 17時) (レス) id: cbcf733df5 (このIDを非表示/違反報告)
まな★★(プロフ) - ゆきさん» うーなんとも言えないです……ネタバレになっちゃうので、すまないw (2019年5月4日 18時) (レス) id: f47f4a70d0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - エ、エリちゃんが… (2019年5月4日 8時) (レス) id: cbcf733df5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まな★★ | 作成日時：2019年4月8日 12時
