第五十九話 ページ9
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すごく嬉しいです！
これからもどうぞよろしくお願いします！
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「キャスターだ」
キャスター！サーヴァント！？
もしかして私がマスターだから狙ったのか
彼の狙いは定かではないが
私はいまこうして生き延びてる
マスターを殺すことが目的じゃない？
じゃあなんの為に……
「……すまないな。聖杯戦争とは無関係のことで
君を巻き込んでしまって」
ーーーそれはどういう？
ドアの開く音が聞こえる
視線だけ移すとそこにいたは
「やあ……こんばんはアサシンのマスター」
目を疑った、耳を疑った
だって、彼は……
『高橋くん……っ』
同じクラスメイトの一人なのだから
そしてあの台詞
私は知っている、夢で見たのと同じだ
ーーああ、あの目だ
前にも見たことがある
獲物を狙うかのような鋭い目
「キャスター、勝手に俺の橘Aに話しかけるな」
思い出してきた
そうだあの夢は正夢だ
ダメだ……私は××される、殺される！
「そんなに震えないでよ？
俺は君を傷つけたりなんか……キャスター」
「……ああ、わかった」
キャスターはそう返事をすると
ドアの方に向かっていく
ーーーお願い！行かないで！
殺される相手に何を言ってるのか
キャスターは視線をこちらに向けたあと
申し訳なさそうに伏せて
そのまま行ってしまった
「ったく、しつこいな……結界張ってても
入り込もうとするなんて」
ーーーー結界？
ああ、そんなことより確認しなければ
勇気を振り絞って聞いてみる
『貴方はなぜ私にそんなに執着するのですか？』
彼は呆れたように
そして残念そうに溜息をつく
「やっぱり覚えてなかったんだ……
俺は君の事知ってるよ。大事な幼馴染みだし」
ーーー幼馴染み？
違う、私にそんな人はいない
「それは君の記憶が無いからだよ
両親を失ったショックで
君は一部記憶を失ったのさ」
なんで両親がいないことを！？
彼は舌舐めずりをしながら
"だから"と私に近付く
「"幼馴染み"だからだよ」
そういって私の頬を舐めた
ーーー気持ち悪い、逃げたい
嫌だ……嫌だ嫌だ嫌だ！
『私に！幼馴染みなんか！いない！』
縛られた足を自分の方に引き寄せ
思いっきり彼の体を蹴る
「……痛ったいな。君はそんなに
乱暴な子じゃないだろ？」
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まな★★(プロフ) - ゆきさん» コメントありがとうございます！そのように思って頂けて嬉しいです！ (2019年4月4日 12時) (
レス) id: 5821fa07da (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 橋さんの心の在り方に感動しました。私もこのように在りたいです。 (2019年4月4日 10時) (レス) id: cbcf733df5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まな★★ | 作成日時：2019年2月21日 10時
