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26、どうしたらいいだろうか ページ31










ここは警察庁。本業に戻ってまいりました。



拒絶するように、というか優しくそれでも冷たく突き放したことに自覚はあり佐藤ちゃんや班長、それから松田とは少し気まずかった。





目暮「皆さんの調査のもと犯罪組織、そして呪詛師の居場所を特定することができました。ご協力ありがとうございます。」



目暮警部はそう言って私たちの方を見た



目暮「三日後アジトへの突撃を予定しています。呪術師は波原さんと七海さんと伺っておりますが大丈夫でしょうか?」



そう目暮警部は私に聞く。




ごめんなさい初耳です。



他の警察官は少しざわついていた。それもそうだろう。警察側にとっては未知の呪詛師という存在がいる。何が起きるかわからないのに今回の任務に参加しているうちの2人しか参加しないのだ。



けれど2人程度で大丈夫な呪詛師なのであろう。




「はい。大丈夫です。」






目暮警部はそうですか、といった後は何も言ってこなかった。夏油、五条に何かされた…というか言われたのであろうか?少し疲れている様子だ。




……かわいそう






それから目暮警部はまた話し始める。が、私の耳には一切入ってこなかった









三日後。たった2人とはいえ一級術師2人の派遣は相当だ。術式なしで挑むのは厳しいと思う。





「(気味…悪がられるかな、)」




警察を守って犯罪組織は殺さずに、呪詛師は捕獲が最適かな。割と高度な任務だ。





それにやっぱりなんて言ったって大切だった人なんだ、彼らは。一番怖いのは松田たちに気味悪がられること。





嫌われたくない、怖がられたくない。けど離れるには嫌われたり怖がられたりするのが1番手っ取り早くて。




どうしたらいいかわかんないなぁ、なんて思いながら外を眺める。夕焼けが綺麗だった。




誰かを好きになる自分には戻れなくとも、何かを綺麗と思える自分がいたことが救いだ。





「(大丈夫。禪院家のいじめにも耐えたんだもの。)」


あれ以上怖いことなんてないでしょ。と自分に言い聞かせた。


その日松田たちが話しかけてくることはなかった。

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*うい*(プロフ) - なおさん» お返事遅くなってごめんなさい!応援ありがとうございます!!頑張ります! (8月12日 20時) (レス) id: 72635fa1ef (このIDを非表示/違反報告)
なお - ゆっくりで良いのでがんばってください!!! (7月10日 4時) (レス) @page36 id: fbf85c88a2 (このIDを非表示/違反報告)
*うい*(プロフ) - かりんとうさん» コメントありがとうございます!ゆっくりですがどうぞよろしくお願いします笑 (5月21日 18時) (レス) id: 72635fa1ef (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう - 楽しく読ませてもらってます〜続き、楽しみです! (5月1日 23時) (レス) id: 2c62df7fe7 (このIDを非表示/違反報告)
*うい*(プロフ) - 真樹さん» ほんとですか!?知識不足で申し訳ない(汗)ここの世界は知らないかったものと思ってください!応援ありがとうございます! (2023年1月8日 17時) (レス) id: 72635fa1ef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:都紀 | 作成日時:2022年3月5日 12時

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