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BARCELONA-Day1 ページ8

ホテルのロビーには、すでに現地のセキュリティ会社と、ツアー側のセキュリティ担当が待機していた。

チェックインを終えたところで、スタッフ全員とメンバーが一旦ラウンジに集められる。
丸テーブルとソファがいくつも並ぶ中、中央のスペースだけがぽっかり空けられ、その中心に警備責任者が立った。

SE「まず、今回のパリでの件について」

スペイン語で説明が始まり、通訳が韓国語にしていく。
はるなは、じっとテーブルの木目を見つめたまま、耳だけを傾けていた。

——カードキーの履歴が改ざんされていたこと。
——フロアカメラの角度が何者かによって変えられていたこと。
——ホテル側・ツアー側の双方で情報が共有され、現地警察が捜査を進めていること。

SE「現状から見て内部の協力者がいる可能性も否定できません」

その一文が訳された瞬間、空気が固くなった。

(内部……)

喉が、きゅっと締まる。

隣で、ミンギュの指先がぴくりと動いた。
テーブルの下で握られた拳が、微かに震えている。

MG1「繰り返しますが、悪いのは“犯人”です」

通訳の後、チーフマネージャーが韓国語で強めに言い足す。

MG1「はるなさんの責任ではありません。誰も、あなたを責めません。これは“大人”たちの仕事です。わかりましたね?」

視線が一斉にこちらを向く。
スンチョルも、ジョシュアも、ジョンハンも、ウォヌも、ウジも、ジュンも、ホシも、ミンハオも、ミンギュも、ドギョムも、バーノンも、スングァンも、ディノも。
全員がはるなを見つめていた。
はるなは少しだけ背筋を伸ばし、喉の奥で固まった声を無理やり通した。

「……はい。ありがとうございます」

掠れた声。
それでも、その短い返事だけで、場の空気が少しだけ緩んだ。

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Linaria(プロフ) - milkvetch179さん» きゃーー嬉しいですありがとうございます😍これからも楽しんでいただけるように頑張ります🎶 (11月15日 0時) (レス) id: 5491e187e2 (このIDを非表示/違反報告)
milkvetch179(プロフ) - 待っていました!!!嬉しいです🥺💕 (11月13日 15時) (レス) @page3 id: 50cdaa3150 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴち | 作成日時:2025年11月11日 20時

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