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BARCELONA-Day3 ページ20

「嫌いになるわけないじゃないですか…!」

SC「分かってるよ?頭では。
 でもさ、“守る”って言っておいて実際傷つけたら、普通、嫌われるでしょ」

スンチョルは少し笑おうとして、失敗した。
その不器用さが余計に胸に刺さる。

「……私、スンチョルさんに守ってもらってると思ってますよ」

SC「本気で?」

「本気です。
 先回りしてくださることも、見張りをつけてくださることも、ちゃんと“守ろうとしてくれてる”って伝わってます」



SC「でも、それが時々、重いんだろ?」


「…っ」

はるなは一瞬だけ視線を泳がせた。
その様子を見てスンチョルはかすかに笑った。

SC「正直に言っていいよ」

「……ちょっとだけ、“申し訳ない”って思う時があります」

SC「なんで、なにに」

「守られてるばかりだと、自分がちゃんと役に立ててないみたいで」

その言葉に、スンチョルの表情がわずかに緩んだ。
そして大きなため息と共に顔を覆う。

SC「はあ、そういうところだよな、お前」
「え?」

SC「そこが好きなんだよ」

一瞬、時間が止まった気がした。
スンチョル自身も、その言葉に驚いたように目を瞬く。

SC「まって……今のは、忘れて」

「そんな無茶な…」

小さく笑うと、スンチョルは頭を抱えた。

SC「俺さ、多分ずっとバランス悪いと思う。リーダーとして守らなきゃいけないって感情と、一人の男としてお前に頼られたいし甘えたいって気持ちが、いつもケンカしてる」

「……甘えたい、ですか?」

SC「うん。ダサいけど本音を言えばさ、俺もお前に“よく頑張ったね”って頭撫でられたいし、“今日はリーダーじゃなくてスンチョルでいていいよ”って言われたい」

SC「ごめん、はるなが大変な時にこんな自分勝手な話」

視線を落としたまま、子どものような声でそう言った。

(ああ、この人も同じなんだ)
守る側であろうとする人ほど、誰かに守られたい。
その矛盾を抱えたまま立っている。

「……じゃあ、ひとまず今日だけ言っておきますね」

はるなはそっと手を伸ばし、スンチョルの頭に触れた。
髪を少しだけ撫でる。

「リーダーじゃなくて、スンチョルさんでいていいですよ。今日は」

スンチョルは一瞬固まり、はるなに伸ばしかけた手を握り締め、それから顔を覆った。

SC「……うわ。今日寝れないかも」

その脆さと、優しさと、危うさ。
守ろうとして支配に傾きかけるギリギリのラインを、彼自身が一番怖がっている。

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Linaria(プロフ) - milkvetch179さん» きゃーー嬉しいですありがとうございます😍これからも楽しんでいただけるように頑張ります🎶 (11月15日 0時) (レス) id: 5491e187e2 (このIDを非表示/違反報告)
milkvetch179(プロフ) - 待っていました!!!嬉しいです🥺💕 (11月13日 15時) (レス) @page3 id: 50cdaa3150 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴち | 作成日時:2025年11月11日 20時

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