TTT 1 ページ9
午後から始まったTTTの撮影は、冬の大きなログハウスでのゲーム大会。
笑い声と「これ絶対放送できないだろ！」といった叫びが飛び交う中、メンバーは全力で走り回っていた。
はるなはスタッフ席から進行や安全確認をしていたが、いつの間にかメンバーに呼び込まれてしまい、ゲームの審判や材料の仕分けを任される羽目になった。
監督がピー音を何回入れさせる気だ…と頭を抱えている。
SG「さあヌナ！判定お願いします！」
「ヌナ？」
夕方、撮影スタッフが「今日はここまで！」と声を上げ、ライトが片づけられていく。
それと同時に、メンバーたちのテンションは一段階リラックスしたものに切り替わった。
SG「よし！飲み会スタートー！」
HS「よろぶーーーん！乾杯！！」
テーブルには軽食とスナック。
しかしあっという間に「足りない！」と不満の声が上がる。
なんせ13人の男が一斉に食べるのだ。食料はいくらあっても足りなくて。
JH「やっぱりさ、ちゃんとしたおつまみ欲しくない？」
「じゃあ、私がやります。キッチン借りますね」
SG「ヌナ最高！」
MG「やっぱりヌナがいないと成立しないな〜」
SC「そのヌナ呼びなんなの？はるな年下じゃん」
SG「ついヌナって呼びたくなるんですよね、めっちゃヌナっぽくないですか？はるなちゃん」
DK「わかる」
WN「そうか？」
なるほど、そういうことかと思いながらはるなは冷蔵庫を開けて残り物を確認し、すぐに手を動かし始めた。
日本には無い呼称のため、そこまで違和感は無い。
キムチを細かく切って炒め、卵と和えたキムチ炒め。
ズッキーニのジョン、豆もやしのナムル。
包丁の音とごま油の香りが立ちこめると、いつの間にか後ろに移動していたミンギュが「うまそう…」と声を漏らす。
MG「ヌナ、手際よすぎじゃない？」
覗き込むミンギュに、はるなは笑いながら「もうちょっとだけ待っててください」と返す。
あっという間にテーブルに並べられた料理に、歓声が上がった。
DN「やば、店じゃん！」
JN「これ放送に入らないのもったいないね」
グラスを合わせながら、自然と会話は脱線していった。
MG「ヌナ的にどのメンバーが一番料理上手いと思う？」
「え、なんですか、いきなり」
「いやいや、気になるじゃん！」とホシが身を乗り出す。
「…一番丁寧そうなのはウォヌさんですかね」
WN「俺全くできないよ」
MG「うん。ヒョンは本当にできない」
WN「ラーメンなら、ギリ」
MG「それカップのでしょ…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 266人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Linaria(プロフ) - てちさん» ご指摘ありがとうございます🙇🏻♀️🙇🏻♀️初書きなものでなんの知識もなく、、危うく消されるところでした💧ありがとうございます😭🫶🏻 (10月9日 23時) (
レス) id: 69dc979765 (このIDを非表示/違反報告)
Linaria(プロフ) - 赤福さん» 嬉しすぎます…!!😭ありがとうございます🎶 (10月9日 23時) (レス) id: 69dc979765 (このIDを非表示/違反報告)
てち(プロフ) - オリフラがたったままになっています(T_T)大好きな作品なので、削除されてしまったら悲しいです…お気づきになった際にご対応をお願いします。 (10月9日 23時) (レス) id: 787950b0c2 (このIDを非表示/違反報告)
赤福(プロフ) - 大好きなお話です！！やばい。。 (10月9日 21時) (レス) @page42 id: a06298082d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぴち | 作成日時：2025年9月29日 14時
