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「なっ、な、な……んで……っ！ボクが薬草学のテストで負けるだなんてっ……！ぐっ……！ムカつくし、悔しい……！こんなの絶対にまぐれに……。うぅっ……違う、よな。わかってる。お前は、努力していた。それをボクが一番近くで見てきたからわかっている。きつい言葉を言ったな、すまない。……でも、次のテストでは絶対に負けないから、覚悟しておけ！」
「�爛屮蝓璽�レイトフライア�燹�……おいっ、お前大丈夫か、怪我はないかっ？……っはぁー……ならいい。ったく、だからボクは何度も言っただろう。階段を上り下りする時はよそ見をするな、と。次は助けてやらないからな、いいな？……本当にわかっているのか？」
「フィデリオ、おいで。……よし、いい子だ。さっきまで何をしていたんだ？……エンゲルヒェン 、姉さんのところに行っていたのか？ははっ、本当にお前たちは仲が良いな」
「�爛妊侫鵐畢瓠帖槌�動速度が遅い。これでは何かあったときに誰かを守るどころか、自分の身すら守れるかどうか。海賊が、自分を襲ってくる悪意がボクより常に弱いわけじゃない。例え能力に限界があったとしても、技術は磨ける。……大丈夫、ボクなら出来るさ」
「商店街に行きたい？……ふ〜ん、いいぞ。行こう。今度の週末、その日ならボクも予定はないからな。……ふふ、楽しみにしてるぞ」
「インクが切れていたから、こんなタイミングで商店街にこれて助かったな。あいつにはお礼を言わないと。……あ、これ、ボクが好きなお菓子だ。最近見かけないからもう売ってないと思ったのに……。ふふ、予算内だし二箱くらい買っても問題ないよな。……さて、あいつは……って、うわぁ……。顔が見えなくなるほど山盛りに積んできたな。それによく崩さないでここまで来れたなぁ。大丈夫か？そんなに買って。確か予算決めていただろう？ぱっと見、山の半分くらいで軽く予算オーバーしている気がするが……。大丈夫って、呆れたな。もしお金がなくてもボクは出さないからな。当然だぞ。……疑っているみたいだが、今回は本気だ」
「ふぅ。これで懲りたか？……だったら、次はちゃんと計画を立てて買うんだな。……なんだ、その不満げな顔は〜？流石にお金関係はしっかりとしたほうがいいぞ。それにほら、お前の荷物、こんなにボクが持ってあげているんだ。文句を垂れるな。さっ、帰るぞ。もたもたしてたら時間に間に合わなくなる」
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作者名：ツツジ | 作成日時：2021年2月23日 22時
