今日も絶賛猫かぶり

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『もしかして高校卒業したら自由になれるだなんて思ってる？』





「え？」






牧「(ありゃ人生相談相手に最適だな)」






そう思いながら牧水は鏡の中から体上半身を出して頬杖をつきながら2人の様子を見た







『まずあなたが就職したとしましょう。

そこで待つうけられるものなんだと思います？自由という名の大空にはばたけるとでも？


いいや違う。待ち受けているのは残酷な現実だ』






「へ？そ，それってどういう…」






『大人になったら理不尽なことで怒られたり，特に親しくもない上司から仕事を押し付けられる

たとえ自分なりの正しさがあってもそれは誰にもわかってくれない。ただ世間体を気にして生きていかなきゃいけない


それが世の中』






「ひぇ……」






『あぁそうそう，これはあなたにもいつか訪れるかもしれないから言っておくけど




“ポジティブ”と言う聞こえの良い言葉の顔を被った“現地逃避”“責任放棄”





そんなものに惑わされちゃいけませんよ…』






「「「「…………」」」





石川さん，ほら探偵社の皆さんがおびえてますよ





国木田さんなんて“こいつ本当に18歳か？”という目で見られてるぞ






依頼者も震えてるよ。なんか触ったら振動で痩せれそう





「そ，そうですか……じゃあそんな言葉に惑わされないようにがんばります！」






『…その乗り気じゃないことにも全力で取り組むその姿勢，就職活動時とかに絶対役に立つから大事にして下さいね！』






「は…はひ…」






鏡「就職活動って何？」





敦「鏡花ちゃん！？」





『…誰もが将来ぶち当たるかもしれないし人生の分かれ道です』







「分かれ…道…」






『そうそう，大人のいう“いい子”は“常識”と言う形に当てはまって生きていける都合の良い子の略です



本当の“良い子”は強いパンチを隠し持った腹黒い良い子の略ですので，どうかそのつもりでいて下さいね！』






「あの…自分やっぱり大学に通います！」






『おや，そうですk』






「失礼しましたぁ！」






『あれ？』







依頼者は逃げ出すかのように事務所を飛び出す






彼は知りすぎてしまったのだ，社会の闇に





ナ「や，闇深いですわ…」




谷「だね…これは人生相談相手最適だな」




ちなみに人生相談中，Aはずっと死んだ顔でしゃべっていたのであった…




え？うら◯ちお兄さんっぽい？





うるせぇやい！

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