ピエロな私と悪女様

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さて，次の授業はどうしよっかなー？

サボろうかなぁ？

たーしーかー！飛行術の授業だったな〜

…よし参加しよう！

先生やみんなに会うのは憂鬱だけど，これでも一応サーカスの練習になるんだったらやるしかないよね！

しかも飛行術って箒に乗るでしょう？

だからバランス力とかそういうところが鍛えられるの♪

ちなみに俺が1番得意なサーカスの項目はバランス力が命の綱渡りだから余計に…ね？

まあ，一年生の皆さん全員合同って言うのは気が進まないけど

っていざ教室に来てみたらもうみんな行っちゃってるし！

そして俺は焦りながら体操服に着替えて運動場に向かった

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

バ「今日は飛行術の授業！まずは腹筋・背筋・スクワット100回！グラウンド10周だ！立派な魔法士になるにはまずは筋肉からだ！」

うわっ，相変わらず熱い

ユ「あ，先生〜♡私ちょっと怪我しちゃったので見学，いいですか？」

あ，ユウちゃんだ

バ「ん？…?！どうしたんだその足の怪我は⁉」

するとみんなの目線はバルガス先生とユウちゃんに向かった

ユ「えっと…あの…その…」ﾁﾗﾁﾗ

…あ〜そーゆー作戦でございますか？

ジャ「ﾁｯまたお前か！？」

エ「そういうのはいい加減にやめなよ」

あ，一年B組の皆様だ〜

バ「…A・ピエタ，お前には罰としてみんなの3倍のトレーニングを行ってもらう！」

ユ「(ふっ，いい気味♡)」

『(あ，ユウちゃんニヤリと笑っている)は〜いはい♪こんなものなんて俺は余裕のよっちゃんでやっちゃうよ〜』

このサーカスの団長様の実力，見せてやるよ♪

10分後

『はいしゅーりょー！』

全然息切れしなかったし，あまりにもつまらなすぎ

もっと派手なトレーニングが欲しいよ

バ「は？もう終わったのか？」

『これでいーですか？せーんせい？』

バ「あ，嗚呼…」

あ，みんなも驚いてる驚いてる

しかも私が1番最初に終わったの〜？

てかユウちゃん，まだ腹筋とスクワットしかやってないのにもう行切れてやんのww

まあ，この団長様を抜こうだなんて100年早いんだよ，バーカ

そして俺は，普通に飛行術を練習した

いや〜みんなが必死こいてトレーニングしているところを空から見るのなんて最高！

はっ！ざまあwww


『…でも，ツマラナイ』









ポタン

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