ピエロな私と悪女様

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ユウside

誰もが憧れるブランド品の服

飽きるほど持っているアクセサリー

すぐに飽きてしまったピアノ

毎日食べ飽きてしまう，五つ星レストランのシェフのご飯

私はいわゆる，家がお金持ちだった

欲しいものは全て手に入る！

嫌いな人がいたら社会的に抹殺する

友達になりたい子がいたらお金で釣る

それが当たり前だった

でも，そんな私にも手に入らないものがあるの♡

それは次元

私は今，最新型のスマートフォンにツイステッドワンダーランドと言うゲームを入れている

あそこにはイケメンだらけで，自分が主人公としてナイトレイブンカレッジの生活を体験できる！

それはもう楽しくて…

だから私はトリップする方法ずっとずっと探し続けた！

どんなに成績が落ちても，友達関係が悪化しても！

そんなものはお金でどうにかなるのよ！

でも，やっぱり難しいものかしら？

なかなかその世界に行くことができなかった…

でもね，最近行くことができるようになったのよ！

ツイステの世界に！

はじめはちょっと信じられなかったけど，自分の姿を見たら式典服を着ていた

つまり成功したってことなのよ！

学「さて，寮わけが終わってないのはあなたと彼だけですよ！」

へ？彼？

そう思いながら後ろを振り向いてみると，私よりも数センチ低い三つ編みの子がいた

え？こいつ原作にはいないはずじゃ…！

だけどピエロのお面をつけているって事はそれほど関わりが深いのかしら？

で…でもどうせこいつも男よ！

もしイケメンだったら逆ハーアイテムに使っちゃお♡


inオンボロ寮

『いや〜まさか俺以外に女がいるだなんて思わなかったよ！』

は？どういうこと？

私の目の前にはさっきの子がいた

だけどこいつは男じゃない，今は女の姿でいる

きれいな青い瞳に紫色の長い髪

整った顔にふっくらと女性らしい胸

私よりも断然綺麗じゃない！！

このままじゃあみんなとられてしまう…

ま，まあ顔はともかくヒロイン気質があるのはこの私だから大丈夫よ！

その時そう考えていた私が…甘かった

あいつすぐに主要キャラ達と馴染んだ

しかも全員！

現に今，エース達と楽しそうに遊んでいるし！

一体どうすれば…！

…って答えはすぐそばにあるじゃないじゃない♡

あいつを嵌めればいいのよ♡

さあ，見てなさい…

この物語のヒロインは私よ！

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