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『こんな事を言うのも大変失礼なのは重々承知していますが……弁護士,にしてはなんというか……あなたにそういうイメージがないのですが……』
そう顎に手をそえてじっと山口を見る
山「うぅっ……それ前田にも言われたよ……こんな性格,いやで仕方がないんだけどどうしてもなおせないんだ…
僕も森璃みたいにしっかりとしてて冷静になれて強い人になりたいんだけどね」
『……山口さん,そう言ってくれるのは大変嬉しいですが私みたいには絶対にならないほうがいいと思いますよ,いえ本当に
ていうかならないでください,むしろ貴方はそのままの方が絶対にいいです』
“森璃みたいに”のところを全面否定をするA
『(こんなクズになられたらコッチが困る,人を殺した時よりも罪悪感がすごいことになる…!)』
山「そ,そんなに自分を否定するのは良くないよ
それに君は強い子だと思うのは本当だよ,こんな僕にも怯えずに普通に接してくれたし……森璃はもっと,自分に自信を持つべきだよ!!」
『(……ダメだ,誤解が停滞してる)』
今この誤解を解こうにもめんどくさ過ぎるしまたややこしくなる
そしてAはついに考えることを諦めた
『………えっと…ありがとう…ございます,で,では私は他に用事があるので』
山「え,あ,うん。お互い,調査頑張ろうね」
山口の直球的過ぎる褒め言葉に慣れてないAは対処方法が分からず,逃げ半分でこの場を去った
『(すっっっっっっなお過ぎる……性格の良さが私と雲泥の差過ぎて…なんだろう,何にも悪い事してないのに罪悪感が……)』
その罪悪感を抱いたままAは大浴場に行った
_____脱衣所____
『……もういない,か』
誰もいなくなった脱衣所を見渡して,Aはポツリと呟く
『(んじゃ私もさっさと入ってさっさと出ていこ)』
そしてAは白衣を脱いで髪の毛の三つ編みを解いてると……
ガタン,
『!』
僅かに物音がした
『(今の……恐らくロッカーから……)』
そして目線だけをロッカーにやり,Aはサスペンダーを外す手を止める
『(コレ誰か入ってるよね………あれ,なんか隙間から光ってる……あ,アレか)』
ピコン!と思い付いたのは小橋川のつけているゴーグルの反射による光
『(あぁ……なるほど)』
一つの可能性が頭によぎり,Aは力が抜けたかのようにふっと笑った
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雨曇り侑(プロフ) - あんこもちさん» あぁ,その方の作品なら私も読んでいます!確かに一致してるなとは思いましたけどやはりそうなんですかね?でも,ご報告ありがとうございました! (2022年10月6日 15時) (レス) id: 1988c176de (このIDを非表示/違反報告)
あんこもち(プロフ) - 第三者である私が本人に直接あんた人の作品パクってる?って聞くのも変なのでとりあえずお伝えしておきます。 (2022年10月6日 14時) (レス) id: 9db9d759ee (このIDを非表示/違反報告)
あんこもち(プロフ) - 失礼します、あなたの小説を見返して気づいたのですが、眠いけど寝ない蒼さんという方が書いている小説の文章がゲーム本編に書いてない場面すら貴方のものと一致しているのが少し気になって… (2022年10月6日 14時) (レス) @page8 id: 9db9d759ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨曇り侑 | 作成日時:2022年8月23日 0時