絶叫ロマンス（green） (ページ45)

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ちょっと、いやだいぶ浮かれ気分で出社した

指輪はさすがにタンスの奥にしまった

近いうちに新婚旅行のばしょ決めようとか
結婚式場にドレス見に行こうとか

そんな夢見たいな話ししながら一緒にワクワクした

会社の前、私があの日鞄をぶつけられた喫煙所の花壇裏はカメラをもった人でごった返ししていた

「……なに？」

嫌な胸騒ぎで動けなくなっていたら、カメラを持った人たちがこっちを見て

資料と見比べたりして走ってきた

マスコミ「あの、奥様ですかっ」

「えっ？」

ビックリしてパニックになっていたら、腕を引っ張られ

安田「はよ、こっち」

走った先にバイクに跨った錦戸さんが居て

安田「亮、あとよろしく」

錦戸「ほら、はよヘルメット」

後ろに跨りギュッとつかまると同時に走り出した

なに？なに？なに？

着いた先は山の中のロッジみたいな所で、とりあえず中に入ってコーヒーを出された

「あの……」

錦戸「なんやろ？なんかおかしいねん」

「えっ？」

話していたら丸山さんが来て

「丸山さん！」

丸山「ここ、僕の別荘やねん」

「あ、すいません…なんか全然何もわかっていなくて」

そう言うと、丸山さんと錦戸さんが顔を見合わせテレビをつけた