絶叫ロマンス（green） (ページ43)

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忠義さんが立ち上がってちょっと微妙に距離置いてソファに座っていた私の足元にあぐらかいて座った

下からこっちを覗き込んで

大倉「…こっち見てや」

「あはは、そっかそうだよね」

こんな気持ちバレたら側にさえ居れなくなる

大倉「契約結婚やから他に好きな人出来たら報告する事って言うてたやん？」

ほら、ほら、ほらきた！！！

「う、うん」

大倉「俺、嫌やわそんなん」

「えっ？」

大倉「…って最近思うねん」

「…」

大倉「結婚してまだ半年とたたんけど、仕事でも家でも一緒で色んなAを見るやん？ずっと一緒ってもっとウザくなるかなーって思っててん」

大倉「けどな、逆で知らんかった色んなとこ発見出来たりほんで自分自身もこんなリラックス出来るんやーって」

「うん」

大倉「契約書まで作って勝手な相談なんやけど、急に俺をほんまの夫として見ろとは言わんから…………他に目を向けたりせんといて欲しい」

「えっ」

大倉「干渉はせえへんようには心がけるけど……一緒に夜ご飯くらい食べたりもうちょっとだけ２人の時間増やされへんかな？」

真っ直ぐ目を見て、私の手に手を重ね言った

「……うん」

胸がいっぱいで笑ってそう頷くので精一杯だった