幼なじみとめんどくさがり屋の人に愛されてます。

7話 ページ8

そして月日がたち桜が散ってもう暑い夏。ばかあちいよなんて思いながらスマホのソシャゲをしていた。
玲王が天才を探すんだ！！と意気込んでいて、その天才？探しに今付き合わせられている。

「んー、けん玉部にもいい感じの人いなかったし...どこだよぉ..おいA次はどこがいいと思う？」

「أريد العودة إلى المنزل.....」(帰りたい)

「帰りたいって...もう少し付き合ってくれよ。」

「Still looking.....?」(まだ探すの？)

「別の言語で話すなよ」

「Ich warte im Klassenzimmer auf dich, also geh allein.....」(私教室で待ってるから一人で行ってきて。)

「お前また別の言語習得してきたのかよ...」

「Kyse on siitä, että keskustelu ei karkaa käsistä.」(会話を成り立たせないようにするためだよ)

「まあ、サッカーで世界に出たら色んな言語を喋れないといけないし。その作戦は俺にはあんまり聞かないとおもうぜ？」

玲王がちょっと悪そうな顔をして、こちらを見てきた。うざいという言葉が似合う顔をしていた。

「あばよ」

「ちょっと待てよ...！！」

玲王から逃げるように、急いで階段を降って行った手すりを使って滑ってみたりと少し楽しかったが


「...あっ.........」


階段を踏み外したのだ、死んだかもしれない、いや多分死なねえけどこれ落ちたら痛いやつだ。


ﾄﾞﾝｯｯｯ

「ウ゛ｯｯｯ.....」

あまりの痛さに野太い声が出た、足を変に捻ったようだ。痛いな...ゲーム機大丈夫かな画面割れてないかな、と床に落としたゲーム機の画面を見てみたが身ごとにヒビが入ってた、自分の足の痛さより自分の可愛いゲーム機にヒビが入っていたことがショックだった。急ぎ足で階段を下っている音がした。

「おい、大丈夫か！？」

玲王がとても心配そうな顔で駆け寄ってきた

「大丈夫か？どこがいたい、どういう状況だ？」

戸惑って言葉が詰まったが、足のことを言う前に自分の可愛いゲーム機にヒビが入っていることを見せるためにゲーム機を玲王に見せた。

「ゲーム機よりAは大丈夫かよ？俺のせいでごめん...ほんとにごめん...」

そんな追い詰めた顔しなくてもいいのになんて思っていたら、玲王が携帯を取り出して電話をし始めた。
？？？何をしているんだろうか、と思ったら


ﾋﾟｰﾎﾟｰﾋﾟｰﾎﾟｰ


救急車？？？え、まさか？？？？？

「行くぞ」
と私のことをひょいっとお姫様抱っこをして階段を下った

ゲーム機...........データ飛んでないかな

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