10話 ページ11
いつも通り、購買には沢山人がいた。人混みに紛れる必要は無い、私は椅子に座って玲王がメロンパンを買ってくるのを待った。
「ごめん通してくんねー」
玲王が通れば人混みなんて無くなる、もはや面白い。なんなら買う前に女子生徒が玲王にパンを貢いでいた、
「おっ、さんきゅな!」
玲王は爽やかな笑顔で女子にパンを貰っていた。
よしゲームしよ、クエストクエスト〜
玲王の会社が修理してくれたゲーム機は、階段で落とした時のヒビは跡形もなく、綺麗な画面に戻っている、なぜかコントローラーの反応が良くなっていたり、画面の画質、音質が良くなっていたりしていた、今日は玲王に当たり弱くしとこって思った……かも
「買ってきたぞ〜」
いつも頼んでいるのはメロンパン1つだが、パンの袋を抱えて持ってきた。
「なんか沢山貰ったからAの好きなパンを選べ」
焼きそばぱん、メロンパン、カレーパン、ハンバーガー、サンドウィッチ、ウィンナーパン
と色々、流石に全部食いきれないな…とカレーパンを選んだ。玲王が購買行けば、色んなパンが選べるから便利だ。
まるで道具…ってちょっと可哀想だけど間違えてないや。
と少し気になっていた玲王の宝物についての話をする事にした
「宝物…ってなに」
「ええーっと、あっ、万年寝太郎ってあだ名あるけどそいつ知ってるか?」
「…玲王以外人との関わりない。」
「…す、すまん…」
「許さない。」
ちょっと拗ねたかも、友達を作る気は無いがそんな面と面で言われたら傷つく…無意識に頬を膨らませていた。やけ食いでパン3つかっさらった。
「お前そんなに食うタイプだっけ」
ちょっとそれは乙女のプライバシーじゃない?(?)なんて思って中指をぶち立てた。
パンを食べて一息という時に
「てか、お前凪と同じクラスだったくね」
「???凪?」
2年生に進級してから約3ヶ月が立っていたが、クラスメイトの名前なんてろくに覚えていない。でも凪って隣の席の人だった気がする。
「白髪?」
「そうそう」
「でかい?」
「俺より少しでかい」
たぶん自分の想像している人は間違えては居ないと、思う。にしても、あのずっと寝てる人がサッカー…ねぇ…頬杖つき野菜ジュースを飲みながら、今日はなんのゲームをしようかと悩んでいると
玲王は本を読み始めた、最近投資の本ばっかり読んでる。オススメされたが、私は国語辞典とマブだから遠慮しといた。国語辞典ってメーカーによって説明文が多少違って面白いからね
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咲夜(さくや)(プロフ) - 続き楽しみにしています。 (10月5日 21時) (レス) id: f2b60f62ba (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - かおりさん» コメントありがとうございます!そんなこと言われたことないのでとても嬉しいです!✨️ (2023年3月20日 0時) (レス) id: 39859faf56 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - らーさん» コメントありがとうございます!頑張ります!💪🏻⋆͛ (2023年3月20日 0時) (レス) id: 39859faf56 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - まるさん» コメントありがとうございます!すみません!すっかり見落としていました、わざわざ伝えて下さりありがとうございます!✨️ (2023年3月20日 0時) (レス) id: 39859faf56 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - アルです!\(●°ω°●)/さん» コメントありがとうございます!!めちゃくちゃ嬉しいです😇 (2023年3月20日 0時) (レス) id: 39859faf56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽんぬ | 作成日時:2023年3月18日 17時