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苦しみ。 ページ35
「え・・・？ひ、びき・・・？」
信じられないというような桜花の声。
「片想いなのも知ってる。叶わないって、分かってる。だから伝えて、ケジメつけようと思って。」
「そっか。・・・でも、ごめん。まだ夏輝が好きだから。叶わないって分かってるけどね。・・・本当にごめん。」
「そっか・・・。」
もしかして、桜花のもう1人の幼馴染みは
響だったんじゃないだろうか。
だとしたら響は・・・ずっと耐えていた？
十何年もずっと。
片想いだと分かっていたのに？
まるで・・・俺にそっくりだ。
叶わないと分かっているのに
嫌いになれなくて。諦められなくて。
隣にいることに何度も苦しんで。
・・・でもこれは、桜花だって一緒だ。
みんな、苦しんでる。
青春の中で。心の中で。
ーきっと隣のこいつだって。
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lemon - 閲覧ありがとうございます！あと少しで終わると思います。時間があれば番外編を書こうかと・・・。 (2017年8月6日 22時) (
レス) id: 60c510cb67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：lemon | 作成日時：2017年6月16日 20時
