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48.4 ページ34

黄side


過呼吸を起こしたジェシーをどうにか、落ち着かせて話を聞く。


ジェ「こえ...でなっ、い.、た、すけて..」


大「大丈夫。スー、はぁってしてみ?」


ジェ「っす...はぁ..や、だ..うたえなっ..やっ」


華奢な大我が、大きなジェシーを抱き寄せてる姿はちょっぴり不格好だけど、ジェシーが細い肩に顔を埋めて必死に息を整える姿をみて。


大我が今、支えになっているんだよなって思った。


猛スピードで病院に連れていけば、検査をしてみましょうってさ。


その言葉に、ジェシーはふるふるとずっと震えてる。


高「ジェシー?ゆっくりだよ」


ジェ「んっ....検査、一緒に来て」



両手で、俺と大我の手をぎゅうっと握ってくる姿に思わず笑ってしまったのは許して欲しい。



小さなカメラみたいなものを、鼻から通す検査と口から入れる検査の2つと聞いてジェシーはまたポロっと涙をこぼしたけれど。


大我がずっと背中をさすって、支えていた。


どうにか終わったジェシーはぐったり。


結果は、「声帯ポリープ」


何よりも音楽を愛するジェシーにとっては、苦しい結果。

声帯を休めなくちゃだから。



でも...俺は。


俺たちは、ジェシーの歌声を待っているから。


のんびりと治して、また彼の歌声と笑い声を聞かせて欲しい。



高「治るものだから大丈夫だって」



俯くジェシーに、大我と両端でぎゅうっと抱きつく。



ふふっと笑いながら、また涙を流していた。



✩。* *。✩✩。* *。✩


リクエストありがとうございました!


Twitter:@MiKAN__rain

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作者名:みかん | 作成日時:2020年12月8日 0時

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