Through the rain 5 (ページ25)

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赤side

スケジュール確認に来たマネージャーさんを見つけた。

ジェ「あ、ごめんね!予定変更あった?」

「そうなんだよ...明後日のバラエティー、明日に変更になった。」

ジェ「そっか!!..,りょーかい。」

「急でごめんね?準備とかあった?」

ジェ「や、だいじょーぶっ!!ありがとう」

.....そっか。
明日か...

バラエティーは大好きだ。

周りにあんなに面白い方が居て、自分もって思うけど。

なかなか上手くいかなくて、反省ばかりだ。

ジェ「....んぅ」

またあの重苦しい頭の痛み。
左右どちらも痛くて、思わず頭を抱え込んでしまう。

ジェ「って....慎太郎、...」

きっとルンルンしているだろう慎太郎。
その痛みを取り払うように、ほっぺたをパチンと叩いて気合いをいれた。

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だるい...

姿勢を保っているのも辛くて、ソファーに横たわる。

一人仕事ということもあって、心細いけど。
こんな調子悪いのを、みんなに見られるのも嫌だし。

いいのか悪いいのかって感じだよ。

手探りでバッグを探して、お目当てのものを手に取った。

ジェ「ふぅ....またねつ...あるんだろうなぁ」

もう慣れてしまった、この感覚。
急に頭はふわふわとして、身体は重くなる。

そして、熱に関係なく仕事の直前になると締め付けられるような頭痛。

これで何度目だろう。

きっとこの仕事が終わったら、すとんと熱も頭痛も治まっちゃう。

普段健康体な俺にとっては、不安でしょうがない。

電子音がなって、知らされた体温はやはり高熱。

ジェ「....どうすればいーんだよ」

視界がじわっと滲む。
それを誤魔化すように、右腕で目元を覆った。