第五十七話 非現実 ページ12
「＿ってことで、捜査は進まないんですよねぇ。」
真ん中に座った男性＿らっだぁは、お手上げのポーズで首を振った。
解剖した段階でも分からないとなると、どうしようもないなと眉をひそめた。
『解剖の結果とか、内臓の様子とかに異常とかはありましたか？』
「んー、えっとね、一応腹が破れてる方と敗れてない方両方してみたんだけど、ほとんど同じ死に方。破裂する部分が肺の近くだったり、胃だったり腸だったりって、バラバラでさ。でも内臓は完全に破裂してる。」
変なところは特にはなかったかなーとコンタミがそう言う。
『…身元さえ分かれば、なんですけど。』
「中々特定も出来ないしねぇ。みどりくんがここまで苦戦してんのも珍しいんだけどね。」
「ﾍﾞﾂﾆｵﾚ、DNAﾄｶｿｳｲｳﾉﾆ詳しいワケじゃないｶﾗ」
うむ、と考え込む。正直何も考えが出ないのならすぐに別へと行きたいのだが、そうもいかないみたいだし。そもそも現在における技術として体内で突然内臓が破裂だなんてありえるはずがない。毒が原因だったとしても検出されるはずだし、何か別のものが関係しているはず。
呪術だの陰謀論だのなんだの知らないが、非現実的なものが原因だなんて馬鹿にも程があるわ。
腹が破れてる方なら、外部からの刺激だのなんだの言えるが、破れない方は本当に意味が分からない。内部から攻撃されないと、普通は崩れないはず。でも、どうやって？何も検出されなかったのなら、なにか入れたという訳でもないだろうし。
「んー…その解剖した時の写真とかってあります？一応参考的な。」
「あー、ありますけどー結構みんなゴアなんで、気ぃつけてくださいね。」
金豚きょーは、大きめの封筒から紙を何枚か取り出す。それを広げたゾムは、かすかに眉をひそめた。
右が破れてる方で左が破れてないのですと言われるが、正直違いが分からない。左は切開したのだろうが、内臓が酷い状態すぎる。
見てられないわと、そっぽを向いた。
『…それだけ酷くて、しかも一瞬なら瞬発的に起きてるわね。一瞬にして傷跡を残せるものって、なにか思いつく？』
「…んー。」
ゾムはまじまじと写真を見ながら何かを考え込んでいるようで。よく見れるなと、内心えずいた。
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五角形レンガ - すっげぇ、、、いや、感動でしかないです、凄すぎませんか！？ (8月12日 10時) (
レス) @page29 id: 142fcb5a32 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 神作品、、、ッッッッ (2022年12月19日 12時) (レス) @page29 id: 9753754a57 (このIDを非表示/違反報告)
はしばみの揚げ物(プロフ) - 鴉さん» お！！そうですそうです！！！！いやあ知ってる人いた………！！！！！ (2022年10月19日 18時) (レス) @page14 id: f8654c08a0 (このIDを非表示/違反報告)
鴉 - 作者様！！！！59話の夢主さんが言っている小説ってメディウムですよね！！！！ (2022年10月19日 18時) (レス) @page14 id: cdf302c4aa (このIDを非表示/違反報告)
GuriGura(プロフ) - う‘‘ぁ‘‘ッ、、、、、、、、、さ‘‘い‘‘こ‘‘う‘‘ッ‘‘、、、、、、、、、 (2022年9月25日 8時) (レス) @page29 id: b9eb3e9d2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はしばみ | 作成日時：2022年9月8日 23時
