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「A、A？」
私を呼ぶ声と、軽く身体を揺する振動で目が覚める。
まだ重たい瞼と頭をなんとか持ち上げると、目の前には眉を下げて私を見つめる亮ちゃんの姿。
「……あれ、亮ちゃん……どうしたの？」
「どうしたの？じゃないでしょ。お風呂で寝るなんて危ないよ」
俺が帰って来なかったらどうするつもりだったの？と眉間に皺を寄せる。
仕事が終わって来てみたら、靴も荷物もあるのに私がいない。
どこにいるのかと家中探し回っていたら、お風呂で寝ていたのを発見したそうだ。
「あー……うん、ちょっと限界だったみたい」
「あんまり心配させないでよ」
「ごめんね」
どうやらそこそこ寝てしまっていたらしい。
入浴剤の香りも薄れ、温かかったお湯もすっかりぬるくなっていた。
「風邪引くから温まり直そうね」
「うん」
次は寝ないでよ、と浴室を出て行く亮ちゃん。
そういえば寝ぼけててスルーしてたけど、私今裸じゃん。
あ、入浴剤で見えてないか。
まだ眠い頭でそんなことをぼーっと考えながら、ぬるくなったお湯を温め直す。
再び温かくなったお湯に浸かっていると、ガチャリと浴室の扉が開いた。
「……何してんの？」
「俺も入ろうと思って」
「は？」
「またAが寝ないように監視しなくちゃ」
そう言って私の返事も文句も聞かずに浴室に入ってくる亮ちゃん。
身体を流し、私を後ろから抱き締めるような体制で湯船に浸かった。
「もう寝ないから大丈夫だよ」
「心配なんですー」
「……本音は？」
「一緒に入りたかっただけ(笑)」
そんなことだろうと思ったよ。
今までも何度か一緒に入ろうと誘われたけど、恥ずかしいから嫌だと断り続けていた。
だから強行手段に出たようだ。
「もぉ……」
「いいじゃん、たまには」
「……たまに、にしてね？」
亮ちゃんにもたれかかりながらそう言うと、私のお腹に手を回して「なるべくね」と笑う。
温かいお湯と、亮ちゃんの心臓の音が心地良くて。
もう寝ないと言ったばかりなのに、自然と瞼が落ちてくる。
また亮ちゃんに怒られちゃうかな、と思いながらゆっくりと目を閉じた。
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ちぇよちゃのえくぼ - もう少しBTS、twiceの絡み増やしてほしかったです。。。 (2020年5月16日 19時) (
レス) id: aef3ed9d84 (このIDを非表示/違反報告)
Yui(プロフ) - この作品大好きです！更新楽しみに待ってます！ (2019年9月11日 0時) (レス) id: 7c69be82b3 (このIDを非表示/違反報告)
mio_chan - 面白くて１から一気読みしました（笑）リクエストでジャニーズWESTの小瀧望くんと撮影して、その後デート？して欲しいです!長くなってしまい、ごめんなさい。 (2019年7月21日 16時) (レス) id: 3d4203c6fb (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - リクエスト２つも書いて頂いてありがとうございました！リオさんの文章大好きです。 (2019年7月20日 13時) (レス) id: e90feb906e (このIDを非表示/違反報告)
麗奈(プロフ) - ananのお話めっちゃニヤニヤしました笑笑更新頑張ってください！ (2019年7月6日 14時) (レス) id: c7cb052be8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リオ | 作成日時：2019年6月2日 7時
