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「A……吉沢君？」
「みーちゃん」
「どうも」
私と亮君を見て、そのままスタッフさんの方に視線を向けるみーちゃん。
その目はとても冷たくて、怖い。
「あぁ、あなたもここにいらっしゃったんですか。丁度よかった、お話があったんです」
口調は丁寧だけど、声が怖い。
むしろ丁寧な分、余計に怖く感じる。
ぎゅっと亮ちゃんの服の裾を掴むと、小声で亮ちゃんがA？ と私の名前を呼んだ。
「なんでしょうか？」
スタッフさんはいつも通りにっこり笑って、みーちゃんに返事をする。
「Aのバッグから盗んだ物、返していただけますか？」
でもみーちゃんの言葉に、今までの笑顔が消えてすっと真顔になる。
「……何を、仰ってるんですか？」
「しらばっくれても無駄ですよ、証拠がありますから」
「……証拠？」
決して慌てる事はしない、表情一つ変えない彼女。
「この部屋に監視カメラを付けさせていただいてました。それにバッチリ映っていますよ。あなたがこの部屋に侵入して、Aのバッグからアンケート用紙を盗んでいるところ」
なんなら見ますか？ と、監視カメラの映像を再生し始めるみーちゃん。
私の隣にいる亮ちゃんは、何が何だかわからないのだろう。
驚いた顔で、ただただみーちゃんとスタッフさんとのやり取りを見ていた。
「Aの私物も、台本もあなたでしょう？ 返していただけませんか？」
「……捨てました」
証拠を突き付けられて、みーちゃんの気迫に押されて。
観念したのか、彼女はぽつりと答えた。
「そうですか、では今日のアンケートはどこに捨てました？」
「…………」
「黙っていないで、答えてください」
「……スタジオ内のごみ箱です」
「わかりました、では行きましょうか」
「……行きましょう？」
「アンケートを回収して、その後警察へ行くんですよ」
「…………」
「ご自身がやったことはお分かりですよね？ 犯罪ですから、警察へ行くのは当たり前でしょう」
そう言って、みーちゃんは彼女を連れて楽屋を出て行く。
「A、ちょっと帰らないで待ってろよ」
「うん」
みーちゃんが出て行って、亮ちゃんと２人きりになる。
静まり返る楽屋に、亮ちゃんの遠慮がちな声が響いた。
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なーさん(プロフ) - リクエストです。アオハルTVとぐるナイ出演が見たいです。 (2019年3月5日 15時) (
レス) id: 9a29600662 (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - 寧音さん» 寧音さん、ご報告ありがとうございます。こちらも確認させていただきます。 (2018年10月17日 20時) (レス) id: 17091ee08c (このIDを非表示/違反報告)
寧音(プロフ) - なぜか名前が反映されず、人１のままになってしまいます。私側の故障なのか分からないので一応報告させていただきました。 (2018年10月17日 16時) (レス) id: d9ed61c0ad (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - ユーロさん» かしこまりました、しばらくお待ちください。 (2018年10月17日 9時) (レス) id: 17091ee08c (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - LINAさん» 修正しました。ご指摘ありがとうございます。 (2018年10月17日 9時) (レス) id: 17091ee08c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リオ | 作成日時：2018年10月9日 9時
