４８話 ページ8
レイside
夕焼けも始まろうというこの時間
俺は教会の門の前に立っていた
崖崩れから生き延び、教会に住む人に助けられたと聞いて数刻
教会というものを見た事が無かった俺は、好奇心から部屋を飛び出し施設内を見て回った
最初は迷いそうになったが、途中で会ったミキエルという少年に救われる
見学がしたいというと快く施設内を案内してくれた気の良い奴だった
用事があるからとどこかに行ってしまったが、別れ際に案内図を渡してくれた
そして、今
眼下に広がるのはお世辞にも裕福とは言えない家々の並ぶ村
教会はちょっとした丘の上にあるため、丘の下の村がよく見える
都会生まれの俺にとって、それは見ているだけで楽しいものだった
景色を楽しみ、気付いた頃にはもう夕焼けが始まっていたのだ
レ「さすがにそろそろ戻った方がいいか。気温も下がってきてるしな」
案内図を手に教会に入ろうとしたその時
「〜〜♪」
突如聞こえた何かの音――――――誰かの歌声によって足が止まる
場所はすぐに分かった。教会の裏側だ
少女の様な声だが、今日教会を見た中ではミキエルと幼児達以外には誰もいなかった
新しい信者だろうか
そんな事を思いながら近づく
別に足音を消す必要は無いが、長年の習慣からすっかり癖になってしまった
気配を消して忍び寄る
段々と鮮明になる声
最初はかすかな声だったが近づいてみると中々綺麗な……いや
レ「……めちゃくちゃ上手い」
呟いてしまう程にその声は美しかった
滑らかで透き通った川のせせらぎのような……決して折れる事の無い強固な木のような
芯の通った声
今までに聞いたどんな声より美しい
引き寄せられる様に教会の裏側に辿り着くと、壁に身を隠しながら覗き見た
レ「……！」
夕日を背に受け歌う少女
いや、重要なのはそこではない
その少女の背中にあるのは、鳥の様な白い羽だった
あまりの事に俺は身を隠すのも忘れていた
少女が白い翼を広げ、歌い終えるまで
「ふぅ……えっ！？」
レ「あっ！」
もう遅い
俺はその羽の少女……スカイに見つかってしまったのだ
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栗狐(プロフ) - フォローありがとー(*´-｀*)ゞございましたです(*^-^*)いまからフォローしてきます(ﾟ∀ﾟ*)(*ﾟ∀ﾟ) (2018年7月16日 13時) (
レス) id: d357ac031b (このIDを非表示/違反報告)
笹乃葉(プロフ) - 栗狐さん» うわぁぁぁぁぁぁありがとうございます！！！！失礼ですがフォローさせていただきました！！！楽しみにしてます！！！！！ (2018年7月16日 13時) (レス) id: f7209ee17f (このIDを非表示/違反報告)
栗狐(プロフ) - 大丈夫ですよー(´▽｀)気に入っていただけてよかったです！これからもちょこちょこ投稿するのでよろしくお願いいたします(っ´▽｀)っ (2018年7月16日 13時) (レス) id: d357ac031b (このIDを非表示/違反報告)
笹乃葉(プロフ) - 栗狐さん» 昨日疲れてそのまま寝てしまったので今見ました！！素晴らしすぎか……！？皆かっこよすぎですかもうありがとうございます！！！！！URLこっちに貼って大丈夫だったりしますでしょうか！？ (2018年7月16日 13時) (レス) id: 00d128c491 (このIDを非表示/違反報告)
栗狐(プロフ) - そのあとも制服姿等、学パロイラストも混ぜていきたいと思います！(*^-^*)よろしくお願いいたします(ﾟ∀ﾟ*)(*ﾟ∀ﾟ) (2018年7月16日 8時) (レス) id: d357ac031b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：笹乃葉 | 作成日時：2016年3月26日 17時
