60話 ページ20
雨はまだ降り続く
スカイちゃんを見かけたという子供達は、こんな時に外に出ちゃ駄目だと言っていた
しかし、それを振り切ってきたのは、守りたいものがあるから
教会の裏へ向かう途中、泥水が足首にはねた
何かの警告の様に
貴「スカイちゃん!」
ス「A…ちゃん……」
振り向いた彼女に、私は愕然とした
綺麗な青髪は頬に張り付き
彼女のチャームポイントの大きな瞳は、泣き腫らしたかのように赤い
明るく楽し気に話していた少女とは別人だった
なぜこんな姿で一人雨に打たれているのか、今の私が知る術はない
しかし、彼女が身体を壊さない内に、この場所から連れ出さないといけない
本来の目的を忘れ、彼女に駆け寄る
貴「スカイちゃん、早く教会の中へ!何があったのかは分かりませんが、このままでは身体が…」
ス「来ないでください!」
予想していなかった拒絶の言葉
身体が固まった
彼女は鋭い目でこちらを睨み、ふっとその場に座り込む
座り込んでから、自分の手で必死に両目を覆う
ふと記憶が重なった
ああ、そうだ
あれは コウが
ス「あああああああああああああああああああああああっ!!」
苦痛に満ちた絶叫は響いた
同時に辺りが明るくなり、大きな音が空から振る
私は咄嗟に身を低く身構えた
―――雷だ!
かなり大きいのがすぐ近くにいる
スカイちゃんの……天候の呪いが暴走している今
私も、この教会も危ない
身体の震えを抑えるように呟く
コウの時より体力はついている
多少は頑丈になっている…はず
ここで彼女を救えるのは私だけ
握りなおした杖の先を、スカイちゃんに向けた
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栗狐(プロフ) - フォローありがとー(*´-`*)ゞございましたです(*^-^*)いまからフォローしてきます(゚∀゚*)(*゚∀゚) (2018年7月16日 13時) (レス) id: d357ac031b (このIDを非表示/違反報告)
笹乃葉(プロフ) - 栗狐さん» うわぁぁぁぁぁぁありがとうございます!!!!失礼ですがフォローさせていただきました!!!楽しみにしてます!!!!! (2018年7月16日 13時) (レス) id: f7209ee17f (このIDを非表示/違反報告)
栗狐(プロフ) - 大丈夫ですよー(´▽`)気に入っていただけてよかったです!これからもちょこちょこ投稿するのでよろしくお願いいたします(っ´▽`)っ (2018年7月16日 13時) (レス) id: d357ac031b (このIDを非表示/違反報告)
笹乃葉(プロフ) - 栗狐さん» 昨日疲れてそのまま寝てしまったので今見ました!!素晴らしすぎか……!?皆かっこよすぎですかもうありがとうございます!!!!!URLこっちに貼って大丈夫だったりしますでしょうか!? (2018年7月16日 13時) (レス) id: 00d128c491 (このIDを非表示/違反報告)
栗狐(プロフ) - そのあとも制服姿等、学パロイラストも混ぜていきたいと思います!(*^-^*)よろしくお願いいたします(゚∀゚*)(*゚∀゚) (2018年7月16日 8時) (レス) id: d357ac031b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:笹乃葉 | 作成日時:2016年3月26日 17時