【d!】天と地の吸血鬼Ⅱ (ページ29)

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76話ページ29

...語彙力無さ過ぎました....

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zm｢せやな。あの執事逃げたみたいやしグルッぺンのほう大丈夫なんかな｣

ht｢グルッぺン...そっちは大丈夫？｣

ひとらんは通信機に向かって話しかける

だが、相手の返事は全く無くて砂嵐だけが聞こえるだけだった

ht｢グルッぺン？｣

何度も呼ぶが返事は来ない

ht｢ロボロ駄目だ...グルッぺンに繋がらない。何かあったのかも｣

zm｢なんやて？｣

rb｢とにかく、向かおうや｣

コネシマとシャオロンの2人は服がびしょ濡れなので上着をショッピとゾムから借り羽織り一緒に向かうことにした

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A視点

hp｢来い！｣

ヒプノは僕の腕を強引に引っ張りトントンから引き剥がした

『嫌だっ...痛い！離せ！！』

hp｢こいつはもう死んだ！ここで死んだ奴は存在自体が消える！｣

『...そんな...』

みんなの記憶から...僕の記憶からも消えるのか...？

そういやゾムが暴走した時暴走を止めるために犠牲になったあの人間...名前....覚えてたはず...なのに

『わす...れた...？』

hp｢いつかは忘れる。俺も忘れられた｣

それでも...絶対トントンは起きてくれる。そう信じて僕はトントンに向かって手を伸ばした

tn｢俺らの家族に手ぇ出されちゃ困りますねぇ｣

『っ...！？』

伸ばした手をトントンは掴んでくれた

hp｢し、死んだはずだろ？何故生きてるんだよ！｣

tn｢それはAのおかげや｣

トントンは僕をヒプノから引き剥がし抱き寄せた

hp｢そんな...信じられない...俺は、また1人になるのか？｣

ヒプノは頭を押さえしゃがみこむ

hp｢1人は嫌だ...俺はお前に救われたんだ...Aにっ...なのにっ...忘れられた｣

『...えっ？』

僕とヒプノは会ったことがあるのか？いや、そんなことは無い...会ったことも無い

hp｢そうだ、どうせ忘れられるんなら...Aを喰って一緒に死ねばいいんだ｣

ヒプノは狂ったかのように笑いこっちを見る

『そ、そんなことをしても僕はお前のことなんか知らないし会ったこともない！』

そんな僕の叫びも聞かずこっちに来る

hp｢大丈夫A...俺と...僕と一緒に帰ろ？｣

ヒプノが"僕"と言った瞬間思い出した...

《いつかは一緒に帰れる...待ってるから》

『お前っ...』

tn｢危ない！｣

Aを捕まえようとヒプノは手を伸ばす

ヒプノは何かに溺れたかのように正気ではなかった