【d!】天と地の吸血鬼Ⅱ (ページ16)

今日:1 hit、昨日:25 hit、合計:23,770 hit

63話ページ16

ht｢....全然育たないなぁ...｣

しゃがみこみ花の様子を見るひとらんらん

ht｢水のやりすぎ？それとも肥料不足？うーん...｣

腕を組み考えていると

rb｢ひとらん！！｣

ht｢ロボロ！どうしたの？？そんなに慌てて...｣

rb｢大変や！トントンが怪我しとる！！｣

ロボロの後ろからトントンを背負った黒いマントの男が来る

sn｢とにかく...頭蓋骨は無事や。ヒビも入ってへんし大丈夫｣

rb｢良かった...｣

｢高いとこから落ちたんだろう｣としんぺい神は言った

しばらくすると、トントンが目を覚ました

tn｢Aっ！！...あれ｣

sn｢起きた？大丈夫？？トントン｣

頭を擦りながらトントンは返事をした

tn｢なんか...Aが必死に俺の名前を呼んでた気がするねん｣

トントンはあの時の一部始終を話した

rb｢そうやったんや...で、A今どこおるんか分からん...と｣

tn｢...俺のせいや...すまん｣

布団の布をトントンは強く握る

gr｢トントン！！｣

グルッペンは息を切らしながらトントンの方に向かう

tn｢あ、グルさ((gr｢良かった...良かったっ...｣))...｣

グルッぺンはトントンの手を握り下を向いた

tn｢みんな心配かけてもうたな...ん？｣

？『！....っ』

ふわっとした髪の男はトントンと目が合ったがすぐ逸らした

rb｢なぁ、あんさんあん時俺の名前呼んだよな｣

？『は...はい...』

gr｢お前、あの時の...｣

男はグルッぺン達に目を合わせようとしない

rb｢お前は...あん時の...━━━━｣

ロボロは男の名前を言うと男はゆっくり首を縦に振った

？『黙ってて...ごめん...なさ..』

gr｢大丈夫だ。ロボロから聞いたんだがトントンを"アイツ"の所に連れて帰る...とか？｣

？『...それは....あい...あ"がっ！？』

男は何かを言いかけた途端男は急に喉を押さえ苦しみだした

rb｢だ、大丈夫か？？｣

？『ごめ...ごめなさ....ゆるじでっ...いやっ...』

sn｢いけるか？落ち着き｣

しんぺい神は男の背中を優しく叩く

？『ひ...ひぷ....の....様っ....帰るっ...帰るからっ...』

そう言い男は立ち上がり走ってどこかへ向かう

sn｢え、どこ行くの！？｣

しんぺい神は男を呼びかけるが言うことも聞かない

tn｢あかんな...追いかけるわ｣

gr｢コネシマとシャオロンを向かわせとく。トン氏は少し休んでから行け｣

tn｢やけどっ...｣

トントンは言うがグルッぺンは駄目だと首を振る

tn｢....っ｣