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7話 ページ9

『....?』


あれ?窓が...開いてる


ガッチガチに閉まっていた窓が今となっては何故か開いていた

これは逃げてもいい...ってことですね総統グルッペン・フューラー

じゃ、後は...


Aはナイフを取り出し隠しカメラの線を切った

これでもう僕の様子は見れない


『(じゃあな)』


僕は開いていた窓から飛び降りる

高さは僕からするとそんなに無かった

着地すると足が衝撃でビリビリっと少し痺れる


『(なんか久々に外に出たな...)』


あっちの幹部になるのは嫌。意地でも逃げてやる


出口を探すため高い塀を伝い歩く

夜だから照明も明かりも無い

僕が逃げた建物からバタバタと足音が少しだけ聞こえる


『(バレたのかもな...急ご)』


僕は走り出すと奥に人が立っていた


『っ...!?』


その人は白い軍服を着ていて腰には刀があった

これはまずい...


?「どこに行くのかな」


男はマスクをしていて表情があまり読み取れない

どこに行くって...自分の国に帰るんだよ

ナイフを握りしめる


?「君が出ていくと困る。ごめんだけど戻って欲しいな」


左手は刀の持ち手に触れていた

殺る気満々で...だけど実際戦うとこっちが負ける。だったら...


?「なっ...」


一か八かで走って壁を蹴り男の後ろへ着地した

着地した衝撃で足が痺れる

僕は男に向かって微笑む


『(残念でした)』

?「ちょ、待って!」


後ろから男が走って追いかけてくる

来なくていいって


出口はもうすぐ...頑張れ僕...




門の前に...着いた...

息切れが止まらない...

後ろを向くと誰もいなかった


『(撒いた...か?)』


ホッと安心する

その油断がダメだった....


『っ!?』

?「捕まえたっ」


上から緑色のパーカーを着た男が僕の前に降りてきて、僕の両腕を掴む


?「はい。もう逃げられへんで」

『(最悪だ最悪だ最悪だっ...)』


もう少しだったのに!

手をブンブンと振るが離れない


『(はっなっせぇ...っ!!)』


すると、バランスを崩し後ろに倒れそうになる

マズイ...


僕が後ろに倒れると共に緑のパーカー男もバランスを崩しこっちに倒れ込む


『(い"だっ...)』


後ろに倒れた拍子に頭を思いっきり打った


頭がクラクラする...ダメだ...また意識を失うと...戻さ...れるっ...



目の前が真っ暗になった

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名無しという名のラムネ(プロフ) - ひまりさん» 返事遅くなり申し訳ありません💦ありがとうございます!!励みになりました!更新が遅くなりますが読んでくださってありがとうございます!! (2021年10月24日 22時) (レス) id: a27fd59e7c (このIDを非表示/違反報告)
ひまり(プロフ) - めっちゃ展開おもしろいですね!これからも頑張ってください! (2021年10月7日 3時) (レス) @page11 id: 6ddea9697a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:名無しという名のラムネ | 作成日時:2021年8月19日 12時

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