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3話 ページ5

バババッと銃声が鳴り響く

僕は目を瞑り腕で自分の顔を隠す


しばらくすると銃声は消え腕を退かし目を開くと


目の前には血だらけになり倒れた僕達の仲間がいた


何故僕は生きている?

みんなはやられたのに...?


「お前は特別や。俺はお前を気に入ったし俺の仲間がお前に会いたがっとるしな」


特別...?信じられない

仲間を殺るんじゃなくて僕を殺れよ

何でだよ...


先輩...


「泣いとったら立派な軍人になれんで?A」

『〜っ』


うるさい


「今頃お前の国の偉いさん殺されとるやろうな。この時点で俺らの勝ちや」


こんな勝ち方僕は認めない

怪我だらけでも頑張ったという姿で帰ってくるあの軍人達に僕は憧れたんだ


せめてみんなの敵は僕が取らないと


『...っ!!』

「うぉっ!?」


僕は勢いよくナイフを先輩に向けて振り回した


「流石実技満点やな。動き速いしゾム並みやわ...こりゃグルッペンも会いたがるやろうな」


黙れ!...殺すっ!


「なんも喋れんくても殺意だけはこっちに伝わってくるわA。なぁ、俺らのとこ来えへんか?」


誰が行くかっ...お前のとこなんかにっ...

信用してたのに


やっとの思いで先輩を地面に押し倒すことができた

先輩の綺麗な金色の髪がふわりと靡く

先輩に馬乗りしナイフの刃を先輩の心臓部に向け思いっきり振り下ろそうとする

だが、


『!?』

?「何しとるん?お前」


シャベルを持ったニット帽の男にナイフを持った腕を掴まれる


「遅いわシャオロン」

?「お前が全然分からんとこおるからやろw」


無理矢理腕を離させようと腕を動かすがビクともしない

どんだけ力あるんだよコイツ...


?「んで?コイツなん?グルッペンが会いたがっとるっていう奴」

「せやで」


先輩はニット帽の男にそう返事すると僕を物を運ぶかの様に抱き上げられる


...は??


僕は一瞬思考停止した


『(ちょ、止めろ!降ろせ!!!)』

?「痛っ...暴れんなや」


バタバタと足や手を動かし抵抗する

このまま連れて行かれるのはゴメンだ

武器などは先輩に全て取られてしまい使えるのは手と足だけ


?「なぁシッマ。コイツめっちゃ暴れんねんけど一回気絶させた方が早ない?」

「まぁ...傷つけんかったらええんとちゃうか?」


ニット帽の男は僕の首筋を攻撃する

その衝撃で視界がグラッと歪む



ふざける...な...



Aは目を閉じ気絶してしまった

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名無しという名のラムネ(プロフ) - ひまりさん» 返事遅くなり申し訳ありません💦ありがとうございます!!励みになりました!更新が遅くなりますが読んでくださってありがとうございます!! (2021年10月24日 22時) (レス) id: a27fd59e7c (このIDを非表示/違反報告)
ひまり(プロフ) - めっちゃ展開おもしろいですね!これからも頑張ってください! (2021年10月7日 3時) (レス) @page11 id: 6ddea9697a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:名無しという名のラムネ | 作成日時:2021年8月19日 12時

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