かけ離れた人 ページ3
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それから、結局2コマ目の前には学校についてしまって、そこから淡々と授業をこなした。
今日のお昼ご飯はコンビニで済ます。
所詮学生
お金がないから、親からの仕送りと自炊でなんとかやってるけど、
少しめんどくさいなって時は、コンビニ様に頼る。
食堂には行かない
一人で行くようなところじゃないし
あ〜気分じゃないけど、ツナマヨしかないからこれでいいか
おにぎり1つとタンパク質が取れるサラダ。
これでも食事には気を使って、生活をしている。
広場の隅のベンチ
いつもご飯を食べる場所
建物の中だと、どうしても気分が塞がるし、一人で食べてることに悲しくなるけど、外だと不思議と気分が落ち着く
吹いてくる風とそれに乗ってくる季節の匂いに酔いしれながら、この時間が割と好きなのかもしれない。
来実「A?」
『あ、くるちゃん』
来実「まーた、一人でいるの?」
『うん』
目の前にやってきたのはこの大学のたった一人の友だち、くるちゃん。
かわいくて、スタイルが良くて
私とはかけ離れた人間みたいな子
来実「早く私以外の友だちつくりなよ」
『いいよ、いらないから』
たまにくるちゃんが誘ってくれて、二人で遊んだりもする。
くるちゃんは私とはかけ離れた人間だから、もちろん沢山の友だちがいて、いつも楽しそう。
私も友だちづくりのために、くるちゃんが遊んでいる友だちと会ったこともあるけど、あまり仲良くはなれなかった。
結局、わたしの友達はくるちゃんだけだ。
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作者名:はるの | 作成日時:2020年10月16日 11時