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「その子は一旦、俺に預けてくれないか。」
「どういうことだ。」
私の前に、男がしゃがみこむ。
「お前…ガープの孫だな？」
「っ…」
もう、絶望と恐怖で言葉が出てこなかった。
「やはりな。どこかで見たことがあると思ったんだ。どうする、ドフィ…やはり殺しておくか？」
「へぇ、あのガープの。」
ドフィと呼ばれた金髪の男が、私を見つめる。
心臓はないはずなのに、
自分の心音が聞こえてきそうだ。
「いや、殺さない。が、今、連れて行くのはやめておこう。確実に俺が拐ったとバレるからな。」
「でも、戻してもこのガキがガープに話すだろ。」
「大丈夫だディアマンテ。」
金髪の男は、再び私の目の前に心臓を出した。
「必ずお前を迎えにくる。それまで、誰にも何も言うな。わかったな？話せばお前も、お前の家族も全員死ぬぞ。」
「…っ、」
ルフィと、じいちゃんが…？
「さて…行くか。海軍もそこまで来てる。」
それから海賊たちが去って、
どのくらい経ったのかは覚えていない。
ただ、ひとしきり大砲の音が島に響き
それが止んだあと、私はお鶴さんに見つけられた。
「Aっ！？あんた、どうしてここに…怪我は？！！なにがあったんだい？！！」
「うわぁあああん、お鶴さぁぁん！！！」
お鶴さんの腕の中で私は、大声を上げて泣いた。
けれど、ドフラミンゴやあの少年のことは
何一つとして話さなかった。
あの時、すぐにお鶴さんにすべて話してていれば、
何かが変わっていたのかも知れない。
今思えば、ドフラミンゴが「家族も死ぬ」
と言ったのはただの脅しだったに違いない。
だってあの時点では、ルフィの存在も
知るはずがなかったのだから。
けれど、生まれて初めて感じた、圧倒的な恐怖。
子供だった私には、ドフラミンゴの言葉に
従う以外の選択肢は思い浮かばなかった。
そしてその日から私は、嘘つきになった。
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美月(プロフ) - ソンアさん» えぇぇ！！ワノ国もですか！？嬉しいです！(≧ω≦)楽しみにしてます！頑張ってください！ (2021年12月29日 13時) (
レス) id: 7a624771c9 (このIDを非表示/違反報告)
ソンア(プロフ) - 美月さん» 最終回、まだまだ先です！ゾウにワノ国に…まだまだ続きます！！ (2021年12月29日 9時) (レス) id: a90c488cba (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - ソンアさん» レスを押してなかったです。すみません！ (2021年12月29日 7時) (レス) @page42 id: 72295ead35 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - おはようございます！ええ！嬉しいです( •̥ ˍ •̥ )最終回が近いのかなって思って寂しかったので。楽しいですよ！こんな素敵な話！ありがとうございます！おうち時間楽しくて泣きまた見に来ますね！ (2021年12月29日 7時) (レス) @page42 id: 72295ead35 (このIDを非表示/違反報告)
ソンア(プロフ) - 美月さん» すみません！返信したとずっと思っていました、、楽しいと言ってくれる方がいる限り書き続けます！ありがとうございます♡ (2021年12月28日 15時) (レス) id: a90c488cba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソンア | 作成日時：2021年11月2日 0時
