甘め ページ31
『 スカートは甘め 靴はちょっとピリ辛 トレンドを取り入れて 』
『 ヒールのある靴 彼と身長が近くなって 』
『 手が触れて 指を絡める デートは甘くてすごくカラメル』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「久しぶり！やっと会えたね」
それなのに、会話は途切れ途切れ。
寂しそうに、木の葉がひらりと落ちる。
『 なんで喋らないの？ 』
それを押し切るように、言いたげな言葉を散らすようだった。
少し前、貰った銀のネックレス。
離れ離れになっていたが、絆は大事にしていたけど。
教えて、あの日の気軽に喋っていたふたりはどこ？
今どこへ行ったのか、訊きたくて。
でも、想いを閉じ込めて、黙った。
なんでも、どんな話でも、あなたには言えたのに。
どうして？
優しさは変わらなかった。
だけど、見慣れないジャケット着て、横顔が何処か遠い人みたいだった。
懐かしい、海を見ていても。
何故か些細なことで喧嘩をしたらしい。
離れ離れの右手、痛みを握った。
教えて、大人になるってどういうこと？
あなたより私の方が年上なのに、それを感じさせない。
大人になるってかわることなの？
何もかも、全て。
もうここから、一人きりで帰るね。
あれから三度目の秋風に手を振って。
あの夏に帰りたい。
騒がしい、光に＿＿＿＿＿＿。
「待って！」
あなたの声に振り向けないよ。
くしゃくしゃにね、涙が止まらなくて。
ごめんね、素直になれなくて。
誰より好きだった。
さよならを言っても＿＿＿＿。
私が水族館が苦手でも、我慢して行った。
あなたが好き''だった''から。
私があなたを好きでいたから。
私が海が苦手でも、一緒にいった。
海を見に行った。
波が綺麗で見とれたの。
…今、その思い出を全て心の箪笥にしまう。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
目を開く。
「…ん…？………………夢、か…」
時計を見ると、朝の7時。
なんだ、夢か。
夢でよかったと心底思う。
なんだったんだろう、あの夢。
不思議。
多分、歌詞の執筆中に寝てしまったのだろう。
ふと気付く。
パソコンを開くと、歌詞の途中で終わっていた。
なんだ、消えていなかったのか、と安心する。
洗面所に移動して、顔を洗い、歯を磨く。
お腹は減っていないから、そのままご飯を食べずに歌詞を執筆する。
眠気はまだあるが、そこまでではない。
睡魔に負けはしない程度に、パソコンとにらめっこをまた開始した。
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みやび(プロフ) - お水さん» 私も思いました。また見たいので大変じゃなければ書いてください！！！ (2019年11月3日 0時) (
レス) id: b7d40f65ca (このIDを非表示/違反報告)
響音 - ゲイじゃなくてレズじゃないんですかね…？ (2019年10月23日 18時) (レス) id: 04104f9d42 (このIDを非表示/違反報告)
やく - り、理解が.... (2019年7月14日 13時) (レス) id: bfd9689916 (このIDを非表示/違反報告)
お水(プロフ) - すとぷり以外はもう出さないんですか、、、、？ (2019年6月16日 10時) (レス) id: cb60bd6ad6 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - もうるぅとくんと付き合ってる設定何ですか？（理解が追いつきません汗） (2019年6月11日 21時) (レス) id: 8bf1281cf7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りーな | 作成日時：2019年5月2日 1時
