執筆 ページ24
『好きです』るぅとにそう言われた後、返答についてどうしようかと思っていた。
このまま、付き合うべきか、私の想い人に告白するべきか。
「はぁー…」
大きな溜息をひとつ、伸びをして、またパソコンとにらめっこ。
随分と操作には慣れてきたが、やはりまだぎこちない操作はある。
＿＿＿＿私は何故、返答に悩んでいるのか？
このままるぅとと付き合って、後悔するって思っているからじゃないの？
パソコンに向かっている間、ずっとそんなことを考えていた。
バカだな、私。
作詞の途中途中で、ピタリと止まって、考える。
『 好きな人と想い人って違うんじゃない 考えれば考えるほどに 弾けて 心がざわめく 嫌いだよ バカな私 』
『 愛してるなんて言わなくていいから 早く 嫌いになりたいの 』
『 好きですって言葉に 甘えてるだけ ああもう 好きじゃないのに 好きです 』
『 あなたの可愛い声で 好きですなんて言われても 私は困るだけ 片想いしないで 自分 』
＿＿＿＿だいすき。
「だいすき…」
気がつけば、そんなことを口に出していた。
「ああもう、ダメダメだ。…」
すぐそばにあったスマホに手を伸ばし、トークアプリを開く。
『 ころちゃん 』という表示をタップする。
だいすき、という文字を送信しようとしたが、我に返ってそれを消す。
今の行動で気づいてしまった。
「＿わたし、ころちゃんのこと、好きなんだね」
るぅとの言葉と私の今の言葉が脳内を駆け巡り、永遠に繰り返される。
＿今の気持ちはそっと、心の中に閉まっておこう、と思い、さっきのことはなかったかのようにするために、スマホを元の場所へ戻す。
あんな、ヤギみたいなやつのどこが好きなの、ってななもりに言われた時は驚いた。
まるで、見透かされてるようで怖かった。
リーダーが、怖かった。
人の気持ちを見透かせるなんて、知らない。
それはそう、当たり前。
パソコンのキーボードを打ち始める。
『 大好きって言葉 いつのまにかトークで言おうとしたけど やっぱり、消したよ あなたから好きって言ってくれればいいのに 恋ってジレンマの積み重なりだね 好きだよ 』
＿＿＿全部本当。
ごめんね、いつの間にか、好きになってたみたいだ。
『 やっぱり 大嫌い 』
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みやび(プロフ) - お水さん» 私も思いました。また見たいので大変じゃなければ書いてください！！！ (2019年11月3日 0時) (
レス) id: b7d40f65ca (このIDを非表示/違反報告)
響音 - ゲイじゃなくてレズじゃないんですかね…？ (2019年10月23日 18時) (レス) id: 04104f9d42 (このIDを非表示/違反報告)
やく - り、理解が.... (2019年7月14日 13時) (レス) id: bfd9689916 (このIDを非表示/違反報告)
お水(プロフ) - すとぷり以外はもう出さないんですか、、、、？ (2019年6月16日 10時) (レス) id: cb60bd6ad6 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - もうるぅとくんと付き合ってる設定何ですか？（理解が追いつきません汗） (2019年6月11日 21時) (レス) id: 8bf1281cf7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りーな | 作成日時：2019年5月2日 1時
