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A「やっぱりか...」
野外のテントから灰色の空を見上げる
今日はIDOLiSH7の新曲発表の日なのだが、
天気は台風と重なり、土砂降りの雨
アスファルトを怒ったように振り続ける雨は止む気配を見せない
三月「最悪の天気だな。」
ナギ「コスチューム、水浸しです。」
壮五「駅に人だかりが出来てるね。台風の影響で電車が止まってるのかも...」
A「これ、どうする...？」
紡「機材は雨避けしてるので、無事なのですが...」
環「なら、やろうぜ。」
大和「なんで？」
環「電車が停ると退屈じゃん。暇つぶしに、なってやろうぜ。」
環の提案にみんなが賛同し、この土砂降りの中ライブを行うことになった
自ら暇つぶしになるなんて、何とも粋な考えだな...
全員のスタンバイが終わり、雨の中ライブが始まった
駅で立ち往生する人たちは物珍しさに足を止め、IDOLiSH7のライブを見に来ている
いい感じに目立ってるねー！
と、この間に追加のタオルやら雨具持ってこないと...！
1度ステージ脇を離れ、事務所から大量のタオルと雨具をもって戻るとステージの周りにはかなりの人だかりができ、近づくことでさえ困難であった
観客からはアンコールの声が響き渡り、彼らは何回、何十回めのアンコールを歌っていた
陸「ぜぇ...ぜぇ...みんなー！新曲、もう1回歌います！みんな覚えたでしょ？一緒に歌ってー！」
「わぁぁぁぁ！！」
陸「いくよー！せーの...っ」
IDOLiSH7は愚か、観客までもびしょ濡れになって楽しそうに踊っている
終いには、テレビ中継も来ており、電車の運行情報に加え、IDOLiSH7の中継も行っていた
彼らが観客を引きつける力は、私が想像していた以上にすごいものなのかもしれない...
電車が運行をしたのは彼らがライブを初めて2時間半がたった頃だった
私は、スケッチブックに電車が動いたということを書き、彼らに伝える
陸「みんなー！電車動いたって！これで温かいお家に帰れるよー！」
「よかったー！」
陸「...っ、じゃあ......これで...最後の...」
陸の声は既に途絶え途絶えになっていた
無理もない、この雨の中2時間半もライブを続ければ、寒さと疲れで体力なんぞ底を尽きるに決まってる
それでも、最後の1曲を歌い、彼らは舞台袖へと降りた
一人一人に、労いの言葉とタオルを渡していき、4人目に渡したところで、後方からドサリと音が聞こえ目を向けると、陸さんが胸を押さえ、苦しそうに呼吸をしながら倒れ込んでいた
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Lamp(プロフ) - 鬼灯さん» ありがとうございます！！あまり見かけないですよね！みんなと設定が被らないように夢主ちゃんを作ってたらこうなりました(笑) (2019年5月8日 18時) (
レス) id: a8d2d64b17 (このIDを非表示/違反報告)
鬼灯(プロフ) - 歌い手の夢主ちゃんはありそうなのにない設定で良かったです！楽しく読ませていただいてます！ (2019年5月8日 18時) (レス) id: 2b3ae8e29b (このIDを非表示/違反報告)
Lamp(プロフ) - エレノアさん» だったら自然に撮影についていけちゃいますね！ (2019年2月9日 14時) (レス) id: a8d2d64b17 (このIDを非表示/違反報告)
エレノア(プロフ) - あー…助手…ですか…ありかもですね！ (2019年2月9日 14時) (レス) id: e6566308c9 (このIDを非表示/違反報告)
Lamp(プロフ) - エレノアさん» 撮影に着いていく理由...紡ちゃんのお手伝い...？助手的な... (2019年2月7日 22時) (レス) id: a8d2d64b17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lamp | 作成日時：2019年1月14日 1時
