11 ページ12
くっついた京本の体は少し震えていた｡
それだけで胸がすごく痛くて締め付けられた｡
『...すき｡』
『...｡』
『...すごく､すごく好きなの｡』
『...ん｡』
『...だから､怖い｡』
『...｡』
『...この幸せが終わる時､俺の想いが北斗を苦しめる｡』
『...｡』
『...苦しんでる北斗を見て､怖くなった｡俺は北斗にいつもこんな想いをさせてるのかって｡』
『...京本｡』
『...何もしてあげられなかった｡それがすごく悔しくて､やるせなかった｡』
『...｡』
『...そんなこと､考えてたら弱いなって思った｡』
消えそうな声でそんなことを言う京本を俺は閉じ込めるようにぎゅーっと抱きしめた｡
『...やっぱり､不安にさせたんだね｡』
『...北斗が悪いわけじゃない｡俺が弱いから｡』
『...この世に何から何まで強いままでいる人は居ないよ??』
『...っ..｡』
『強くても､平気じゃない｡』
『...っ..｡』
『でも､嫌だからってリセットボタンを押せるわけじゃない｡やり直しなんて出来ない｡だから､人は涙を流すんだ｡』
『...っ..｡』
『...泣いていいんだよ??』
『...っ..｡』
『不安にさせて､ごめんね｡今日は､ありがとう｡二人で補い合って､明日からも生きていこう｡』
そう言うと京本は俺の胸に顔を埋めた｡
そして少しすると染みてくるモノを感じて､俺は少し切なくなり京本の髪にキスをした｡
それから離れないように更にぎゅーっと抱きしめた｡
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 240人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
seri(プロフ) - かなとさん» ご指摘ありがとうございます｡今､外しました｡今回､外し忘れていたみたいです｡ (2019年9月16日 10時) (
レス) id: 3d0ba2a134 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい。違反だという意識はないんですか？ (2019年9月16日 10時) (レス) id: 6cf0053b79 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：seri | 作成日時：2019年9月16日 9時
