鑑識課の女3【名探偵コナン】

ちょっとしたパーティ11 ページ47

安室の殺し文句に固まっているAに気付いていないのか安室は続けた。


「それに似合ってる分、こういうスレンダーなドレスは身体の線が出るから更に心配になる。」


あいつ以外に声をかけられなかったか？という安室にAは苦笑した。


「コナン君がいましたから。それに、スレンダーなドレスといっても、ベルモットみたいにスタイルが良くないからそんなに色気もなにもないでしょう。」


と言って、Aはすぐに己の失言に気付いて頭を抱えたくなった。自分からベルモットを引合いに出してどうする！！
目を丸くした安室はすぐに微笑んでAを抱き寄せた。


「ベルモットなんて比べ物にならないぐらい今俺はAに欲 情してるんだが。」
「なっっ！！」


蘭ちゃん園子ちゃん、無事に安室さんはムラムラしてくれましたよ……。
そんなことが頭をよぎる中、Aは首筋にチクリと痛みを感じた。え………まさか…………。


「あ、あああ、安室さん！！なにを！！」
「こんなに肩元が開いているのが気になりまして、虫除けです。」


ニッコリと笑う安室にグーパンチを食らわせたくなった。首筋に赤い印を付けたのだ。


「ちょっと安室さん！めっちゃ目立つじゃないですか！」
「そうですよ、目立つ所に付けたんですから。」
「これからあなたと行動するんですからコレ必要ないでしょう？！！」
「あぁ！そうか！そうでしたね。うっかりしてたなぁ。」
「絶対うっかりじゃない！絶対確信犯だ！えぇぇ？もう、ショールあったっけ？」


バタバタとショールを首に巻くAに安室は満足気に笑った。肩元が開いているのが気になっていたが、これで大丈夫である。

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