ちょっとしたパーティ4 ページ40
鈴木家に呼ばれたスタイリストによってAの髪の毛は綺麗にまとめられた。その様子を蘭と園子は頬を染めながら興奮気味に見ていた。
「わー！Aさん！本当に綺麗！」
「これで安室さんもムラムラ間違いなしよ！」
「いやぁ…はは、そんなヨイショして貰わなくても大丈夫。蘭ちゃんと園子ちゃんの方が100億倍可愛いよ。」
本当のことですよ！と言っていた二人だが、100億倍可愛いと聞いて嬉しくなったようである。「写真とろ！写真！」と女子高生らしいはしゃぎっぷりになった。
「そろそろ、ガキんチョと安室さんが来る時間よね。」
と、いつものカチューシャではなく緩くウエーブをかけた髪型の園子が時計を見て言った。
「ふふ、安室さん、Aさんを見たらどんな反応するのかな？」
と、まるで自分のことのようにうっとりしながら言う蘭にAは「いつものポーカーフェイスだと思うよ？」と苦笑して言った。
ピンポーン
そこに、鈴木家の玄関のチャイムが鳴った。嬉々として玄関の方へ駆けて行く二人を微笑ましく見ていると、Aのスマートフォンが震えた。Aは画面を開いて内容を見ると眉を下げて小さく笑った。
「いらっしゃーい！って、アンタだけ？安室さんは？」
園子が勢いよく扉を開けると、そこにはコナンしかいなかった。
「安室さんなら…「安室さんは急な探偵の仕事が入ったから来れないそうだよ。」
コナンが事情を説明しようとしたところ、家の奥からAが言った。公安から急遽呼び出されたとメールが来たのだ。それを聞いた蘭と園子はガックリと項垂れた。
「せっかくAさんのラブの予感だったのに…」
「ラブの予感って蘭ちゃん…」
その表現に思わずAは笑ってしまった。降谷が公安から呼び出されてデートが急にキャンセルになったことは昔からよくあった。その逆も然り。Aが公安から呼び出されてデートをキャンセルしたことも少なくはなかった。Aにとっては降谷とヨリを戻したらこういう事が頻発するだろうことは予想済みなことであった。それくらいのことで一喜一憂していたらメンタルが保たない。
「二人とも安室さんの事は気にせずに、小さなナイトにエスコートしてもらいましょう！」
「わっ！Aさん！」
Aがコナンの腕に自分の腕を絡めて言うと、コナンは顔を真っ赤にして慌てた。
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chie(プロフ) - 毎回楽しく拝見させていただいています！続きも楽しみに待ってます！ (2017年11月30日 0時) (
レス) id: f0b8527a99 (このIDを非表示/違反報告)
ライス(プロフ) - かにのすけ。さん» ぉぉぉ！こういう降谷さん！！なんという嬉しい言葉！ありがとうございます！更新頑張ります！ (2017年11月29日 22時) (レス) id: 558584540e (このIDを非表示/違反報告)
ライス(プロフ) - 藍莉さん» 更新を待っていてもらえて凄く嬉しいです！！ありがとうございます！安室さん、こんなに主人公にベタ惚れで大丈夫かなと書いてて思います笑 更新頑張ります！！ (2017年11月29日 22時) (レス) id: 558584540e (このIDを非表示/違反報告)
ライス(プロフ) - 雨令さん» 安室さんはポアロのエロいお兄さんというイメージですからね笑 良かったと言っていただけて嬉しいですー！ (2017年11月29日 22時) (レス) id: 558584540e (このIDを非表示/違反報告)
かにのすけ。(プロフ) - これです！！こういう降谷さんが見たかったんです！！続き待ってます！！ (2017年11月28日 18時) (レス) id: 53a735ef35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ライス
| 作成日時：2017年9月10日 16時
