米花町2 ページ7
「いらっしゃいませ!」
店員の女の人が素敵な笑顔で迎えてくれた。コーヒーのいい匂いが店の中に広がっていてAは大きく息を吸い込んだ。
奥のボックス席に案内されてホットコーヒーを注文する。
「あれ?鑑識のおねぇさん?」
隣の席から声をかけられ、そちらを向くとメガネの小学生、そして毛利探偵と高校生ぐらいの女の子が軽食を取っていた。
「君は確か、コナンくん。毛利探偵も。」
「あなたは!この前の事件の鑑識の方でしたか!いやぁ私服だとわかりませんな!こんな綺麗な方だったとは!」
「綺麗だなんてそんな…。それにしても、こんな所でお会いするとは奇遇ですね。」
「ボクたち、この喫茶店の上に住んでるんだ。だからよく来るんだよ。」
そうか、この喫茶店の2階は毛利探偵事務所だったか。
この前の事件からこんなにすぐ再会することになるとはと考えていると、デレデレと歯が浮くようなセリフを並べている毛利探偵に呆れた視線を送っていた女の子と目が合った。
「警視庁鑑識課で働いていますAAと言います。毛利探偵とコナンくんにはこの前の事件でご一緒させてもらって。」
「そうだったんですね!父がお世話になりました。娘の蘭です。」
「蘭ちゃん、よろしくね。」
ニコッと笑って挨拶すると、蘭ちゃんは頬を染めて、よろしくお願いします。とお辞儀した。なんて可愛い娘さんなんだ。
「Aさんはどうして今日はここに?」
「先日米花町に引っ越してきてね、近所にこんな素敵な喫茶店があるって発見したから入ってみたの。行きつけの喫茶店にしちゃおうかなって。」
「わぁ!そしたら、これからAおねぇさんとここで会えるね!」
「そうだね。」と笑ってコナンくんの頭を撫でる。この小学生が大層なキレ者だということに気付くのはそう遠くないこととなる。
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風間 - アキさん» わざわざ突っ込む必要なくない?あなただってそうして 発砲 だとわかってるんだし。 (2022年8月11日 21時) (レス) @page19 id: b391deb645 (このIDを非表示/違反報告)
アキ - 『かなりの至近距離での発泡』・・・炭酸?『発砲』では? (2019年11月30日 18時) (レス) id: e7946caf9a (このIDを非表示/違反報告)
シイラ - 面白い!どんどん読めちゃいます! (2018年7月30日 7時) (レス) id: 768ba98b2e (このIDを非表示/違反報告)
ふなっしー - ふなっしー (2018年7月30日 7時) (レス) id: 768ba98b2e (このIDを非表示/違反報告)
ライス(プロフ) - ういさん» はじめまして!この小説を見つけていただいてありがとうございます!執行されたらもう降谷さんから後戻りできないですよね笑 2周目!ありがたいです。何回読んでも読み応えのある作品が作れるように頑張ります! (2018年7月17日 21時) (レス) id: 558584540e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ライス | 作成日時:2017年6月1日 15時