出会いの事件2 ページ4
「待ってー!おねぇさーーん!!」
まさに今考えていたメガネの小学生に後ろから声を掛けられた。追いかけてきたんだろう。
「どうしたの?ボク。」
邪険に扱う理由もないので、笑顔で対応する。ナイショ話をしたいのか、小学生が口に手を添えて話そうとするので、Aは屈んで小学生の身長に合わせた。
「あのね、遺留品の中に小さなプラスチックの破片なかった?」
「プラスチックの破片?あったよ。それがとうかした?」
「そのプラスチックの破片、破損したUSBメモリの欠片だと思うんだ!それがあればすぐに犯人が逮捕できる!」
「え?」
「って、小五郎のおじさんが!おねぇさんに持ってきてもらいたいって言ってたよ。」
「わかった!すぐ探して持っていきますって伝えてくれる?」
「うん!よろしくね!」
現場マンションに走って戻る小学生を見ながらAは首を傾げた。本当に眠りの小五郎はあの小学生にそんな指示を出したんだろうか。
(まるであの小学生が推理しているような口ぶりだったな。)
犯人が逮捕できるのならば、その遺留品を現場に持って行ってみるか。
「毛利探偵がこの遺留品で今すぐ犯人を逮捕できるそうなので、今から現場に持っていきますね。」
と、車両に乗り込もうとしていた鑑識課の上司に声を掛けた。「おう!そういうことなら!」と快諾をもらったので、Aは遺留品を持って現場マンションに戻った。
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風間 - アキさん» わざわざ突っ込む必要なくない?あなただってそうして 発砲 だとわかってるんだし。 (2022年8月11日 21時) (レス) @page19 id: b391deb645 (このIDを非表示/違反報告)
アキ - 『かなりの至近距離での発泡』・・・炭酸?『発砲』では? (2019年11月30日 18時) (レス) id: e7946caf9a (このIDを非表示/違反報告)
シイラ - 面白い!どんどん読めちゃいます! (2018年7月30日 7時) (レス) id: 768ba98b2e (このIDを非表示/違反報告)
ふなっしー - ふなっしー (2018年7月30日 7時) (レス) id: 768ba98b2e (このIDを非表示/違反報告)
ライス(プロフ) - ういさん» はじめまして!この小説を見つけていただいてありがとうございます!執行されたらもう降谷さんから後戻りできないですよね笑 2周目!ありがたいです。何回読んでも読み応えのある作品が作れるように頑張ります! (2018年7月17日 21時) (レス) id: 558584540e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ライス | 作成日時:2017年6月1日 15時