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「……北斗くんって、かわいいね」
「え?」
「末っ子、って感じがする」
「………あんま嬉しくない」
「そっか、ごめんね」

アイスのゴミを捨てて宿題を取り出すと、北斗くんは「怒った……?」なんて聞いてくるから、可愛くてしかたなくなった。

胸がきゅう、となって愛おしくなった。


「ええ、なんで?(笑)」
「俺、あんまり友達とかいないから。……わかんなくて」
「そうなの?北斗くんのことかっこいいって言ってる女の子とかよく聞くけど」
「俺も、Aちゃんのこと可愛いって言ってる男子のこと、何人か知ってるよ」
「物好きだね」


物好きって?と聞き返してくるから、「変わってるね、ってこと」と言うと、「そいつ、普通だけど」と返ってきて思わず笑ってしまった。
なんというか、私は背伸びしすぎていて北斗くんは幼かった。
大人が「かわいい」と思うすべてを、彼は持っていた。

その後、少しお話をして。お互いの宿題が終わった頃に、おばあちゃんが来て一緒に晩ご飯を作ることになった。

北斗くんは家でもお手伝いをしているらしく、器用に野菜をピーラーで剥いていった。
私はそれを、子供用の包丁で適当に切り分けて、鍋に入れていく。
皮だとかで汚れた台所を片付けて、二人でルーを入れる。

少し煮込めば、おばあちゃんが作ってくれたサラダも盛り付けて。
お店を閉めたおじいちゃんも加わって、4人でダイニングテーブルを囲んだ。
北斗くんが遠慮がちに全員に麦茶を注いでくれて、おじいちゃんは優しく「偉いな、坊主」と笑ったんだ。

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設定タグ:SixTONES , 松村北斗   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:こより | 作成日時:2021年9月15日 12時

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