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「嫌になった?近くにいたくなくなった?」
「そんなこと、なかったよ」
「どうして?」
「……」
「お願い。どうしてか教えて?」

頑なに首を振る私と、教えてとお願いをし続ける北斗くん。
もういい、って諦めてくれたらよかった。めんどくさいからもういいや、って。
また今度、ってそう言ってくれるだけでもよかった。そしたら、私はまた立て直せた。


「……どうしたら俺の側にいてくれる?」


なのに、北斗くんはそんなことを言った。
……心臓が、止まるかと思った。


「どうしたら俺とまた、いてくれる?」
「……」
「好きだって、何度伝えても。Aちゃんいっつも困ったように笑うだけで………なのに、俺のこと受け入れる。それって、どうして?」
「……やめて」
「多分冗談だって思ってんだろうなって、分かってたよ。……Aちゃんにとって俺って、冗談でそんなこと言う奴に見えてた?」
「やだ、やめて」


それ以上言われたら、崩れちゃうと思った。口元を覆って、首を振る。
止まってたはずの涙がボロボロ溢れて、頬を濡らした。


「ずっと、Aちゃんのことが好きだよ」


ひ、と悲鳴のような泣き声が出た。
喉が引き攣って、うまく息が吸えなくて、でも彼の声だけははっきり聞こえた。


「今までも今も、これからも。Aちゃん以上に好きになれる子なんていない」


多分、や思う。を使わずにはっきりと伝えてくる彼に、心が砕かれそうだと思った。
離れた距離をじわじわと詰めてきて、逃げられないように捕まえられた。

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設定タグ:SixTONES , 松村北斗   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:こより | 作成日時:2021年9月15日 12時

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