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「待ってね、あと10分で終わるから」
「この話先週も観てなかった?」
「録画だもん。リアタイもして、録画して土曜までに見返して消して、また録画してる」
「なるほど………」
「昨日SixTONESが出てたやつ録画しといたから観たら?」
「え、うそ」
「どうせ設定忘れてて、飲み会でスマホ触れないんだろうなーと思ったから録画しといた」
「最高、大好き」
「はいはい、私も」

元カレに浮気された春ちゃんが、うちに転がり込んできた形になっているけど。
本当は、私のほうが救われてたりする。

「誰好きなんだっけ?」
「……恥ずかしいから言わない」
「なにそれ(笑)」

ニチアサが好きで、仕事ができて美人なのにちょっと男運がない大好きな春ちゃんに、救われてるんだ。



.




後日、北斗くんがLINEで送られてきたお店は、これまた高そうなお店で気が引けた。
前回は揉めに揉めて結局、北斗くんが奢ってくれた。

「芸能人って感じがして嫌だ。北斗くんとは奢ったり奢られたり、そういうのやだった」と私が言うと、北斗くんはあわあわして「え、そんな?え、ごめん……」と落ち込んでいた。
だけど、「かっこつけさせて……ほしいんだ。ごめん、これは男の変なプライドなんだけど」と子犬みたいな目で言われて、負けた。
結局、奢ってもらったのに悪い態度取ってごめんなさい。と謝って、お礼を言うと北斗くんは嬉しそうに笑った。


「ごめん、誘ったのに遅れちゃって」
「ううん、大丈夫だよ。お仕事お疲れ様」
「Aちゃんも」


お店に入って、十数分経った頃に北斗くんは来た。
上着をハンガーにかけながらそう言う北斗くんが、本当はわざと時間をずらしたことなんて分かってる。
だけど、言わないってことは彼にとって言う必要がないってことだ。だから私も、心の中でお礼を言った。

店員さんに頼んだ飲み物が届いて、乾杯をした。
綺麗な喉仏が上下に動くのを見つめていると、「やめて、恥ずかしい……(笑)」と困ったように笑われて慌てて目を逸らした。
今、完全に見惚れてた。

「今日は何してたの?」
「テレビ観てたよ」
「テレビ?なにみたの?俺最近、あんま観れてないな……」
「……色々」

妙な間が空いたのを、頭の良い彼は目敏く気付いた。

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設定タグ:SixTONES , 松村北斗   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:こより | 作成日時:2021年9月15日 12時

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