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◆2.





彼からの誘いの連絡を、3回連続で断った上に未読無視をしていたら遂に電話がかかってきた。
しかも、土曜の。私が家にいるだろう時間を狙って、出るまで何度もかけてきた。

「……はい」
『あ、やっと出た(笑)』

それ、顔が良くなきゃヤバい人だからなと思うけど、分かっててやってるだろうから口には出さなかった。

『もしかして、今起きた?』
「……うん、だいじょうぶ」
『あはは、寝ぼけてる。かわいい』
「……」

何か言ってるけど、無視しとく。

『おーーい、Aちゃん?』
「はい」
『あ、起きてた。……ねえ、今度未読無視したりしたら、住民票渡させるよ?』
「重いし怖いし要件は何?」
『あはは、冗談だよ(笑)ご飯行こう?』
「北斗くんと私じゃ時間が合わないんだって……」
『じゃあ家来る?』
「………は?」
『だって、Aちゃんルームシェアしてるんでしょ?うちおいでよ』

こいつ、馬鹿なのか。と思った。
それと同時に、やっぱり頭がいいなと思った。

「……わかった、ご飯行くから。北斗くん家には行かない」
『うん、Aちゃんならそういうかな?と思った。あとでメッセージ送っとくね…………あ、ごめん。呼ばれちゃった』

スタッフに呼ばれたのか、メンバーに呼ばれたかは分からないけど。誰か、どこかで聞いたことのあるような声が「北斗」と呼んだ。
そして慌ただしく、ぶち、と切れる通話に溜息を吐く。



そのままリビングに行くと、部屋着姿で堂々と録画したニチアサを観てるルームメイトがいた。
ルームメイト、というより短期間の居候といったほうがいいかもしれない。

大学時代からの親友。
先日、同棲していた彼氏に浮気されて実家に戻るしかないと言っていたところをうちに来る?と誘ったのだ。
もう新しい部屋は見つかったから、今月末に出ていく予定だった。

「あれ、A起きんの早くない?」
「電話で起こされた……」
「誰?上司?殺しな?」
「違う、地元の友達」
「それは殺しちゃだめだね」

当たり前のことを言いながら、浮腫みとりをしている彼女にお茶を渡す。

「なに、男?」
「一応」
「一応ってなによ(笑)」
「幼馴染だよ」
「幼馴染いたんだ?初耳」
「ご飯行こうって言われたから、近々またいないかも」
「りょーかい。……あ、昨日ハヤシライス作ったのあるけど食べる?」
「食べる!」
「私も食べたいから鍋ごと温めて」
「わかった」

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設定タグ:SixTONES , 松村北斗   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:こより | 作成日時:2021年9月15日 12時

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