仁の23 ページ24
刀剣達が神崎の式神をねじ伏せると、審判はここでようやく、我に返り、辞めの合図を出した。
審判「そ、そこまで！！」
審判の辞めの合図を確認すると、神崎の使用人だろうか？如何にもザ・ボディーガードな人達が神崎の傍に寄るが、神崎は彼らを拒絶した。
青江「惜しかったねぇ？」
青江がそういうと、陸奥守は、審神者や小夜達に聞こえないように青江が自分に言っているんだなと気付く。
青江「君なら、すぱっとやってただろ？」
陸奥「おんしなら、どうする？」
青江「もちろん、斬り捨てたね。」
青江はいつも以上ににっかりとした顔をしていた。しかし、その瞳は乾き切った目をしていた。陸奥守は青江が正直、何を考えているのかわからなかった。
主自らの手で顕現された青江。言わば彼は小夜とならぶ古参に分類されるわけだが。初めてあった時から、彼の思考が読めず、陸奥守は少し青江を苦手としていた訳だが。
陸奥「おんしもつくづく……侮れんき。」
青江「ふふ……」
不気味な笑い声を上げながら、青江はスタスタと迷うことなく、審神者の元へ足を運ぶ。
青江「最後は、笑顔が一番だよ。にっかりと、ね？」
青江は審神者は撫でられていると、敗北した神崎が震えながら審神者に怒鳴る。
神崎「みみみ認めない！俺は認めないぞ！！」
観客を含め待機していた髭切たちも神崎の声にぴりぴりとした圧を感じた。それは、怒りに溢れていたがため、すぐにわかった。
神崎「俺は認めない！不穏分子レベルの、こんな…こんなガキにっ！！こんな…こんな………『 』にっ！！」
神崎は隠し持っていた小刀を抜き、審神者に向かって走る。それは、目にもとまらぬ速さで刃が審神者に突き立てられようとしていた。
スローモーション…。審神者はその時だけすべての動きがゆっくりに見えた。近くにいた陸奥守や小夜、青江、小狐丸、江雪が神崎に手を伸ばしたり、審神者を助けようとしている。同様に、待機していた髭切たちもこちらへ駆けつけようとしているが、間に合わないだろう。
審神者は過去に腕を左腕を失ったが、その時の痛みは忘れない。気づけば刃は腹部にゆっくり近づいていた。覚悟を決めたように目を閉じる。……しかし。
？？「可哀想に、僕を巡る争いのせいで、羞恥を晒してしまった。」
神崎「！？」
A『……あ』
審神者はその声を聞いて目を開けると、烏帽子のようなものをかぶり、少し霞んだクリーム色な髪をした少年、いや…刀剣男士がいた。
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橋本アリィちゃん(プロフ) - とても面白かったです！続きを待ってます！(*´ω｀*) (2021年10月29日 15時) (
レス) id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
莉欄 - 江雪さんかっこいい！小夜ちゃん薬研たちもかっこいい！更新楽しみに待ってます。無理しないでくださいね。更新ありがとうございます (2020年6月18日 20時) (レス) id: 8f4c661b3e (このIDを非表示/違反報告)
四葉 - 嬉しくてずっと待ってました！久しぶりで、更新してありがとうございます！また楽しんで読みます、精一杯で応援します！頑張って下さい！！(≧∀≦*) (2019年11月10日 6時) (レス) id: b053fedef0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：編集ヘタくそマン | 作成日時：2019年11月9日 16時
