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--- Seiya side
確かに想像を超える過ごし方やったけど、もはやそういうのも可愛いと思える。
「ほんま最悪。わたしきもすぎ」
末「キモないよ、大丈夫。俺のこと大好きで可愛ええよ？(笑)」
「え〜？」
喋ってたらいつの間にか食べ終わってて、空になった使い捨ての器を片付けながら腑に落ちひんような顔で席を立つA。
片付け終わったっぽいタイミングですかさず立ち上がり、こっちに戻ってくる途中のAをそのまま腕の中に閉じ込めた。
「わ、お迎えですか」
末「おん、迎えに来た」
立って抱きしめたまま触れるだけのキスをすると、少し目を潤ませて俺を見てくる。
Aは強いから、あんま表には出さんけど。
やっぱり寂しかったよな。
少し赤らんでる頬に手を添えて、真っ直ぐに見つめる。
末「ただいま」
「うん、おかえり」
ちょうど良い位置にあるおでこにちゅっとキスをして、手を引いてソファへ移動。
自然と密着して座って、自然な流れでまたキスをした。
末「やっとや」
「うん、やっとやな」
俺の手をそっと取って、するっと指を絡めてくる。
「……ずっと、くっつきたかったし、ちゅーしたかった」
やば。
こいつはほんまに、たまに爆弾落としてくるよな。
思わず目の前の唇に噛み付くように唇を重ねる。
末「俺かてずっとしたかったわ」
「ぁ、」
微かに声が漏れてて、正直そそられる。
やけど、ちゅーしてるだけでこんなにも満たされる。
Aも同じ気持ちでいてくれてるなってのが、表情と、俺の手をぎゅっと握る力でわかって安心した。
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作者名：きうい | 作成日時：2023年1月31日 0時
